広島電鉄3900形にSiC素子使用のVVVFインバータ納入 東洋電機製造
広島電鉄の市内線と宮島線を直通して走る3900形電車に、SiC素子を使用した東洋電機製造のVVVFインバータ装置が納入されました。
市内線も宮島線も走る3900形電車
鉄道車両用の電機品などを開発、製造する東洋電機製造は2017年3月15日(水)、広島電鉄3900形電車の主回路装置の更新に、SiC(炭化ケイ素)素子を使用したVVVFインバータ装置を納入したと発表しました。
VVVFインバータは、電車を動かすために架線から取り入れた直流の電気を交流の電気に変換し、モーターを効率よく制御する装置です。3900形は1990(平成2)年に導入された車両で、市内線(軌道)と宮島線(鉄道)の両方を走ります。
東洋電機製造によると、SiC素子使用のインバータ装置を同社が納入するのは、今回が初めて。この新型は、従来のものに比べ体積、重量ともに35%低減され、また、新たに定速運転機能を設定するなどの特徴があります。新装置を搭載した3900形は今年2月末から運転を開始しています。
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3900形に留まらず兄弟関係にある3800形と3950形でも行われるかもしれないgtoの劣化が酷いから