さよなら富士重工業、新社名「SUBARU」へ 社名変更にともなう影響は限定的?

社名変更、現場の社員は…?

 富士重工業の広報担当は、「長年、『富士重工業社員』として生きてきたので、この社名にもちろん愛着はあります」という一方で、「それ以上に期待感の方が大きい」ともいいます。

「名実ともに『SUBARUの社員』と名乗れることへの期待感、喜びの方が大きく、『もっともっとスバルブランドを磨いていこう』という気持ちです」

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富士重工業半田工場(愛知県半田市)で最終組み立て作業中の、ボーイング787中央翼(画像:富士重工業)。

 社名を変更するにあたり具体的にどのような準備を進めてきたか、という点については「実は大きな準備はありません」といいます。

「すでにSUBARU(スバル)ブランドで長年事業を展開しており、たとえば、スバルマーク・ロゴは変わりませんし、国内の販売会社も全て『○○スバル』ですから影響ありません。変更が必要だったのは、本社や工場の看板の架け替え、社用封筒や名刺の作り変え程度です」

 一方、2008(平成20)年に社名変更したパナソニックは、同じ社名変更でも事情が大きく異なったようです。

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