宮下公園向かいに「渋谷キャスト」4月開業 地上16階、地下2階の複合施設 東急(画像10枚)

渋谷駅南側では、渋谷川、旧東横線跡地も開発

 渋谷駅から国道246号をはさんで南側に建設中の複合施設「渋谷ストリーム」についても、最新状況が発表されました。

 2018年秋に開業予定の渋谷ストリームは、地上35階、地下4階に、オフィスやホテル、ホール、商業施設などが入居します。東急電鉄 都市創造本部の松本久美さんによると「高さは約180mで、だいたいヒカリエと同じくらい」とのこと。渋谷駅とは、地下2階から地上2階までつながる吹き抜けの動線空間「アーバン・コア」と、国道246号を横断するデッキで直結します。

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渋谷駅の南側で建設中の「渋谷ストリーム」。渋谷川周辺の遊歩道なども整備される(画像:東京急行電鉄)。

「『クリエイティブワーカーの聖地』となるべく、オフィスにはIT、クリエイティブ関連企業を誘致します。仕事と遊びがボーダレスな人など、多様かつカジュアルなワークスタイルを支援する施設として、そうした人の嗜好に寄り添ったしかけをつくります」(東急電鉄 松本さん)

 国道246号を横断するデッキには、旧東横線渋谷駅舎の特徴だった、アーチ状の屋根が連なる「かまぼこ屋根」を再現するほか、傍らを流れる渋谷川沿いには遊歩道を、川にかかるふたつの橋、稲荷橋と金王橋には広場を設け、賑わいのある水辺空間を創出するといいます。

 ほか、渋谷川遊歩道の南、旧東横線が渋谷から代官山へと大きくカーブした地点に、「渋谷代官山Rプロジェクト」として線路跡地を利用した複合施設を整備することもあわせて発表されました。広範な地域におよぶ渋谷周辺の再開発、今後も新たなプロジェクトが始動していきます。

【了】

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