通勤形車両3編成を増備 押上線は高架化推進 京成2017年度設備投資計画

京成電鉄が2017年度における鉄道事業設備投資計画を発表。3000形電車の増備や特急「スカイライナー」車両の防犯カメラ更新などが計画されています。

「スカイライナー」は防犯カメラを更新

 京成電鉄は2017年5月9日(火)、今年度における鉄道事業設備投資計画を発表しました。投資総額は前年度より39億円多い157億円です。

 車両は、通勤形の3000形電車が3編成(24両)増備されます。特急「スカイライナー」などに使用されているAE形電車は、デッキ部と荷物室スペースに設置されている防犯カメラが更新され、新たに客室内が撮影範囲に加わるなど機能が向上。車いすスペースは現在の1編成あたり1か所から、2か所に増設されます。

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2017年度は3編成が新造される3000形電車(画像:京成電鉄)。

 駅に関しては、日暮里駅にホームドアが設置されます。お花茶屋駅では耐震補強を継続。成田空港駅と京成大和田駅は旅客用トイレがリニューアルされます。京成上野駅は全面的なリニューアル工事に着手。完成は2018年度末の予定です。

 押上線の四ツ木~青砥間では、連続立体交差事業を推進。今年度も高架化に向けて用地取得や準備工事が継続されます。このほか、駅舎や橋などの耐震補強、駅や車内照明のLED化、線路わき斜面(法面)の補強、変電所の設備機器更新なども計画されています。

【了】

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コメント

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3件のコメント

  1. 置き換え対象は例によって3600か。
    そろそろ危険水域だろうか。
    3000形もデザインや車内インテリアはいいんだが、座席のクッションがなあ・・・。

    押上線は立石付近がやはり難題だ。
    少なくとも2020年は無理だが、あまり時間をかけてしまうと船橋の二の舞と言われかねない。いや、もう言われていたりして。

  2. 旅客の利便性・安全性を考えると、日暮里駅のエスカレータ増設・拡大がいちばん必要だとおもう。
    設置数も少ないので、降車客が殺到して、非常に危険を感じる。

  3. それより、京成八幡駅あたりの高架はしなくて良いの?
    あそこは開かずの踏み切りだけでなく外環道もあるから重要だと思うが。