ブルトレ食堂車のカレーや新幹線アイスも 「神田鐵道倶楽部」6月1日オープン(写真24枚)
日本レストランエンタプライズ(NRE)が飲食店「神田鐵道倶楽部」を2017年6月1日、JR神田駅構内にオープン。「鉄道ファンの癒しの場」になるという同店、メニューや店内の調度に、旅情をかき立てる仕掛けが満載です。
ブルトレ食堂車の名物料理、ここに復刻
店内では、かつて寝台列車の食堂車などで提供されていた復刻メニューが提供されます。「昔懐かし食堂車のカレーライス」(680円。以下、価格は税込み)は、ランチのみの販売。スパゲッティミートソースに豚カツをのせた「昔懐かしベロネーズ」(780円)もブルートレインの“名物料理”だったそうです。なお、これらが盛り付けられる食器も、寝台特急「北斗星」で実際に使われていたものです。
「当時の食堂車メニューは詳しいレシピが存在せず、また地域によって同じメニューでも味に違いがありました。かつて働いていた全国の従業員からの聞き取りに基づき、私たちの手で復刻したものを提供しています」(「神田鐵道倶楽部」スタッフ、嵜本さん)
また、東京駅の「駅弁屋 祭 グランスタ店」がすすめる駅弁も、週替わり、数量限定で販売。ドリンク1品をあわせて注文すると、店内でも食べられます。
さらに、新幹線や特急列車の車内販売で人気の商品も用意。固いことで知られるスジャータのアイスクリーム(バニラ・りんご、各290円)をはじめ、東北新幹線の「ほやの燻製」(350円)、北陸新幹線の「ほたるいか素干し」(440円)なども楽しめます。
「はやぶさ」の色に変わるカクテル、その名も「新青森駅」
食堂車メニューとともに「神田鐵道倶楽部」ならではの商品が、「新幹線の終着駅をイメージした」という5つのオリジナルカクテル(各700円)です。
たとえば「新青森駅」は、「津軽海峡の青」を青森の名産であるリンゴジュースを使った青いカクテルで、「弘前の桜」をグラスのフチに添えられた塩でそれぞれ表現しているそうです。 よく混ぜると、E5系新幹線の車体色である「常盤グリーン」になるという変化も楽しめます。
「新潟駅」は酒どころであることにちなみ、新潟の酒と西洋ナシを使ったやや強めの味わいです。これらカクテルは、昭和40年代に列車内で使用されていたものを復刻したコースターとともに提供されます。
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さらに店内では、鉄道グッズが車内販売のワゴンに載せられて販売。会計は一般的なレジではなく、車内販売でパーサーらが使う「ハンド・ヘルド・コンピュータ」(HHC)と呼ばれる端末で行われるというこだわりぶりです。
店を出る直前までとことん「列車内の気分」に浸れる「神田鐵道倶楽部」。店舗情報は次のとおりです。
・所在地:東京都千代田区鍛冶町2-13-1 JR神田駅構内(改札外)
・営業時間:ランチ11時~15時、バー15時~22時30分(ラストオーダー22時)
・定休日:土休日
・席数:13席(禁煙)
【了】
NREのカレーは味が足りない。
たかべんで作っていた昔の高崎駅のカレーをもう一度食べたい。