第6回「軍事知識検定」7月実施 検定料値下げ 目指せ「軍司令官」

第6回軍事知識検定が、2017年7月21日、22日に実施されます。今回から各ステージの検定料が値下げされました。

受験者限定の企画も検討

 第6回軍事知識検定が、2017年7月21日(金)と22日(土)に行われます。

 防衛省の関連団体である防衛基盤整備協会が主催する軍事知識検定は、兵器や軍隊など、軍事についての知識レベルを測る検定です。年に2、3回、インターネットを通じて実施されています。

 この検定は、国籍、年齢、経歴など問わず、誰でも挑戦が可能。試験区分(ステージ)は陸軍・海軍・空軍それぞれの分野ごとに9段階が設けられ、初回受験時はステージ1の「下士官学校修了試験」に挑戦します。得点率により曹長や士官候補生に「任命」され、その後の検定で、より上位の階級を目指します。

 最後、大将の階級でステージ9の「軍司令官選考試験」を受け、得点率90%以上の成績を収めると、「軍司令官」に「任命」されます。

誰でも受験可能 検定料1140円~に改定

 試験問題は4者択一式や記述式(ステージにより異なる)で、時間は120分です。要求される知識レベルは、もっとも下位の「曹長」だと「部隊の任務、兵器の名称を概ね理解するレベル」「国際情勢の報道に出てくる武器、装備などの個々の名称が判るレベル」、上位の「大将」は「軍事革命を生起する技術革新の歴史的意義を理解するレベル」です。また、出題範囲は日本国に限りません。

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「軍事知識検定」において、装備品の名前などは基礎知識レベル。写真はイメージ(画像:陸上自衛隊)。

 今回の第6回から、検定料を改定。ステージ「1~2」は2160円から1140円に、「3~4」は3190円から2160円に、「5~9」は4190円から3190円にそれぞれ値下げされています。第6回検定の申し込み締切は7月3日(月)です。

 なお、受験者を対象に自衛隊の部隊見学などが企画されることがあります。6月には過去回の受験者を対象とした航空自衛隊松島基地(宮城県東松島市)の見学を予定。検定の担当者によると、第6回受験者に対しても、何らかの企画を実施する方向で調整中といいます。

【了】

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コメント

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3件のコメント

  1. この検定を受けるくらい関心があるなら、自衛隊に入って人材不足の解消に貢献してやってくれ。

  2. そこまではいわないが、せめて、何でどこかの国で内乱が起こると他の国は軍艦を派遣するのか(答え、ジュネーブ条約上、軍艦には領事館と同様の治外法権が認められているため。なお、私は陸や空には詳しくないのですが、航空機や車両もおなじらしいて)

    • しりきれの続き。
      民間船舶や民間機では内乱発生国の軍の臨検や抑留を受けても文句を言えないのに、軍艦の場合は(たとえ武器一つ持たない輸送船であっても)臨検すらできないことになります。
      といった基本知識は身に付けるべきでは。