都営バスの行先にドット絵 見かけたらラッキー? 年に一度のレアものも
巣鴨といえば…のイラストも
イラスト付きの系統表示は、ほかにもあります。
地蔵が描かれる「草63」「草63-2」系統
・運行区間:東池袋一丁目(豊島区役所)~池袋駅東口~とげぬき地蔵前
池袋と浅草を結ぶ「草63」系統のうち、池袋駅東口から途中のとげぬき地蔵前までを走るバスに地蔵のイラストが表示されます。「草63-2」は東池袋一丁目(豊島区役所)と、とげぬき地蔵前を結ぶ系統です。両系統とも、池袋方面へ向かうバスにはイラストは表示されません。
深夜バスにはフクロウのイラスト
深夜のみ運行される「ミッドナイト25」と呼ばれるバスは、「深夜01」などといった特別な系統が付与され、行先表示器の系統の部分にはフクロウのイラストとともに「MN25」と書かれます。その系統と運行区間は次のとおりです。
・深夜01:渋谷駅前~新橋駅北口
・深夜02:池袋駅東口・王子駅前~豊島五丁目団地
・深夜03:西葛西駅前~コーシャハイム南葛西
・深夜07:品川駅高輪口~八潮パークタウン~品川駅高輪口
・深夜10:西葛西駅前~臨海町二丁目団地前~西葛西駅前
・深夜11:王子駅前~新田二丁目
・深夜12:船堀駅前~新小岩駅前
・深夜13:東京駅丸の内南口~有明一丁目
・深夜14:東京駅八重洲口・豊洲駅前~深川車庫前
このほか、青梅市の成木地区を循環する「梅74」系統では、毎年夏に同地区で行われるホタル観賞イベントの際に、ホタルのイラストが表示される臨時便が運行されるほか、都内各所で開催される花火大会の臨時バスにも花火のイラストが表示されるなど、特別な日だけの表示も存在します。
イラスト付き系統表示の意図について、東京都交通局は「残念ながら資料が見つからず、経緯などはわかりかねます」とのこと。ただ、表示される系統の特徴から考えると、「王55」のように似たようなルートを走る系統と区別する目的や、「草63」「草63-2」のように行先が著名なスポットである場合にそれを強調するため、といった理由がありそうです。遊び心も感じられるこれらのイラスト付き系統表示、見かけたらバスが楽しくなるかもしれません。
【了】
系統が分かりにくいね、