「階段国道」誕生のワケ 生活道路はいかにして「名所」になったのか

「そのまま観光地化したほうがいい」

 地元である外ヶ浜町の産業観光課によると、青森県同様に「もともと生活道路として階段があったところ、道路整備のために国道に指定されました」といいます。

「ところが、70mという高低差や、民家が密集していることもあって、この区間の改良は手つかずのまま時が過ぎていきました。やがて『階段国道』の存在が有名になり、旧・三厩村も『そのまま観光地化したほうがいい』として、整備し直されたようです」(外ヶ浜町産業観光課)

 同町によると、竜飛岬の観光客数は年間15万人程度。「『竜飛といえば階段国道』と思われている節もある」といい、そのうちの多くが「階段国道」に訪れているそうです。

 ちなみに、「階段国道」を上り切ったところからさらに、灯台の方へと通じる「階段村道」(現在は町道だが、看板はそのまま)も存在します。

【了】

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コメント

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3件のコメント

  1. 超高齢社会の日本に階段国道なんてけしからん
    すぐ横にエスカレーター国道も作りなさい

    • エスカレーターが必要な人ならそもそも歩いてこないから、近くにある車道で大丈夫だろう。

  2. 意外と長くて、下まで降りた後に登ってくる時になんで一番下まで降りたんだろうと後悔する。