乗りものニュース 特別企画
【道路】知らなかった! 道路のトリビア
国内を文字通り縦横無尽に走る道路ですが、変わり種はもちろん、普段何気なく通っている道路にも意外と知られていない事実が転がっています。標識や信号、利用のコツなども含め、道路にまつわるトリビアを集めてみました。
信号のナゾ
-
道路信号機は交通の流れが円滑になるよう、複数の交差点で連携して制御されています。意図的に「青信号が続く」ようになっている場合もあり、「赤信号が続く」と感じることも、気のせいとは言い切れないようです。
-
歩行者用の信号が全方向同時に青になる交差点がありますが、「斜め横断」が認められている箇所はごく一部です。有名な渋谷駅前交差点のようなスクランブル方式ではこれが可能ですが、ほかの方式とどう違うのでしょうか。
-
赤信号であるものの、青の矢印信号が全方向点灯しているというケースがあります。青信号にしてもよさそうですが、なぜこのような表示がなされるのでしょうか。
-
青、黄、赤の車両用信号とちがい、1灯のみで黄色または赤色を常時点滅させる「一灯式信号」が、全国的に数を減らしています。点滅の意味が浸透せず、あまり効果をなしていないという指摘も。その機能はどう代替されているのでしょうか。
-
夜間だけ押しボタン式になる歩行者用の信号機がありますが、昼にボタンを押した場合でも、なにか反応はあるものなのでしょうか。夜間押ボタン式信号機の仕組みについて、信号機製造の大手に聞きました。
-
車両の通行を感知し、青、黄、赤の表示サイクルが変化する「感応式」と呼ばれる信号機があります。なかには「半感応式」と呼ばれるものも。通常の信号とどのように違うのでしょうか。
-
音響式信号機には複数の音のパターンがありますが、現在は、統一に向かっているそうです。警察庁に話を聞きました。
-
老朽化した信号機が誤作動を起こしたり、倒れたりする事例が発生しています。どのような対策がとられているのでしょうか。信号機の数そのものを減らすこともある一方、新しいタイプの信号機も登場しています。
-
日本全国の数ある信号機の中には、ゼブラ柄の板が取り付けられた信号機があります。以前に比べその数は減っているようですが、そもそもなんのためのもので、そしてなぜ減っているのでしょうか。
-
福井・滋賀県境に、「赤」の長さが6分30秒にもなる道路信号機があります。なぜそのような信号が設置されているのでしょうか。背景には「鉄道」が見えてきます。ちなみにその信号機、「青」の長さは大きく異なります。
標示、標識いろいろ
-
文字の路面標示にはユニークな文言のものもありますが、なかには「あっ!」とだけ書かれたものも。この極めてシンプルな文言、具体的にどのような意味があるのでしょうか。
-
見通しの悪い場所やカーブで、「危ない」「急カーブ」といった路面標示がなされていることがありますが、「!」や「超」がついた強めのフレーズで書かれたものが存在します。このような路面標示はなぜ生まれたのでしょうか。
-
古い道路を中心に、路面に「40高中」などと、数字と漢字が書かれている場合があります。この標示は何を意味しているのでしょうか。
-
路面にペイントされた「止まれ」の文字は、実は東京と大阪で形に違いが見られます。このような違いがなぜ生まれるのでしょうか。
-
多くのクルマが行きかう国道や高速道路上で、「静かに」と書かれた看板を見かけることがあります。これを見かけた場合、どのようにすればよいのでしょうか。そもそもこれは「道路標識」なのでしょうか。
-
山間部の道路などで、シカなどの姿が描かれた「動物注意」の標識を見かけますが、この標識、シカ以外にもさまざまなバリエーションがあります。そもそも誰が設置していて、どのようなものがあるのでしょうか。
-
高速道路上に、青とオレンジからなる四角形と十字形の標識が立っていることがあります。どのような意味があるのでしょうか。
-
山道などを走行していると、目にする「落石注意」の黄色い標識。しかし、落石を避けながら運転するのは容易ではありません。そのため、この標識は「道路に落ちている石に注意」とも考えられますが、それは必ずしも「正解」ではないようです。はたしてドライバーは、落石にどう注意すればよいのでしょうか。
そうだったのか! 高速道路のアレ
-
高速道路のSAといえば、ガソリンスタンドを備え、レストランや商業施設も充実したにぎやかな印象があるかもしれません。しかし、なかには自販機とトイレだけしかないSAも存在します。そもそも何をもって「SA」なのでしょうか。
-
阪神高速には通常のPAのほかに、「ミニPA」なる休憩施設が存在します。しかも、そのうち2か所は、一般道につながる入口からすぐの位置にあるという不思議な立地です。「日本一狭いPA」とのウワサもあるミニPA、なぜ設けられたのでしょうか。
-
宿泊施設や温浴施設、コインシャワー、コインランドリーなどを備えた高速道路のSAやPAが増えています。その背景には何があるのでしょうか。そもそも、高速道路から降りずに宿泊するなど、長時間滞在してもよいものなのでしょうか。
-
パトロール車の電光掲示板に浮かぶ「ネコ捕獲中」の文字。大人数人がかりでネコの捕獲を試みる事態が、福岡都市高速上で起こりました。
-
一般道からも入場できる高速道路のSA・PAが増えています。その数、実に全国250か所以上。日本道路公団が分割民営化されNEXCOが発足して以降、方針が転換され、一般道への開放が積極的に行われています。
-
円形の交差点「ラウンドアバウト」がふたつ近接するという「ダブルラウンドアバウト」が、高速道路ICと一般道の接続地点に誕生します。日本初の構造で、逆走防止にも効果があるそうです。
-
新しい道路の開通などにより、古い道路が「廃道」になることがあります。一般道では珍しくはないかもしれませんが、じつは高速道路でも、そのような区間が存在します。どのような経緯で使われなくなったのでしょうか。
-
高速道路を走っていると路肩や中央分離帯に、数字が書かれた小さな標識「キロポスト」が断続的に現れます。この標識、高速道路では不可欠な存在だといいますが、どのような役割があるのでしょうか。
-
高速道路には、行く先の渋滞状況や所要時間を伝える電光式の道路情報板がありますが、この情報に時折、三角形のマークが表示されることがあります。このマークは何を表しているのでしょうか。
-
トンネルをクルマで走っていると、オレンジ色の照明をよく見かけますが、近年は数を減らしているそうです。なぜあの色だったのでしょうか。
-
高速道路のトンネルには、入口が垂直ではなく斜めになっているものがあります。比較的新しい高速道路で特に多く見られますが、なぜそのような形になっているのでしょうか。
-
高速道路を走っていて目的のICを通りすぎてしまった場合、あわてず、まずは次のICまで行くほうがよいようです。
-
東京都内を放射状に延びる首都高の路線には、1号線から11号線までの番号がついていますが、このなかで8号線だけは路線図上に見られません。そもそも8号線は、存在するのでしょうか。
-
カーブや合流、分岐が多く、しかも加速車線は短め――首都高には、初心者にとって運転しづらいポイントが多々存在します。そんな首都高をうまく走る「コツ」はあるのでしょうか。
-
高速道路の標識で40年以上にわたり使われてきた「公団ゴシック」。その独特な字形が特徴的ですが、現在、これを目にする機会が減りつつあり、近い将来には見られなくなるかもしれません。
ここが国道? 県道?
-
全国には「国道」のイメージにそぐわないような、細く狭い、荒れた国道が存在します。香川県と徳島県の山間部を南北に縦断する国道193号もそのような「酷道」のひとつ。岩をくりぬいただけの素掘りトンネルや、苔むした峠道など、「イベント」が満載です。
-
国道の日本最高地点は標高2172mですが、県道ではどうでしょうか。日本一高い場所を起終点とする県道が複数存在するようです。どれが本当の「日本一」なのでしょうか。
-
細く狭かったり、荒れ果てていたりする国道は、愛好家から「酷道」と呼ばれますが、総延長では国道をはるかに上回る都道府県道などにもそうした道路があります。たとえば県道は「険道」などと呼ばれますが、どのような道があるのでしょうか。
-
広島県に「日本一短い」とうたわれている県道がありますが、長野県にはこれよりも短いとされる県道が存在します。いずれも、どれほどの長さで、「日本一」はどちらなのでしょうか。
-
国道には、「ここが?」と思うような細く狭い道や、なかには荒れ果てたような道も。そのような国道は愛好家のあいだで「酷道」と呼ばれ、親しまれているといいます。その実態とはどのようなものなのでしょうか。
-
青森県の竜飛岬近くにあり、一般にも広く知られる「階段国道」ですが、そもそもなぜ階段の区間が国道なのでしょうか。誕生の経緯を探りました。
-
クルマがとても通れないような狭い県道が大分県のとある島にあります。クルマはおろかバイクすら通らないというこの県道、なぜ誕生したのでしょうか。
-
国道58号は、沖縄本島北部から那覇市に至る区間のほか、奄美大島にも、種子島にも、本土の鹿児島市内にもあります。それどころか、海の上まで「国道」といいます。どういうことでしょうか。
-
「日本一短い国道」は、わずか187mしかありません。これほど短い国道がなぜ誕生したのでしょうか。
-
東京、神奈川の京浜地区で、「一国(いちこく)」と呼ばれている国道があります。国道1号と思いきや、別の道路を指しています。
道路・交差点の不思議
-
信号のない円形の交差点「ラウンドアバウト」が全国で導入されていますが、その通行方法はやや特殊です。教習所ではどのように教えているのでしょうか。設備上の制約や、指導上の問題点もある一方、通行ルールの周知に取り組んでいる教習所もあります。
-
「農道」というと田んぼのなかの砂利道などを想像するかもしれませんが、なかには複数の市町村にまたがり、一般の自動車が快適に走れる道路も存在します。そもそも「農道」とはどのような道路なのでしょうか?
-
全国の多くの道路は舗装されていますが、国土交通省のある統計では、「舗装率」は全国平均でわずか約28パーセントとされています。なぜこれほど低い数値なのでしょうか。
-
新潟県に、交差点に面したコンビニエンスストア「ファミリーマート」のためだけの右折レーンと信号機が設置されている場所があります。この「ファミマ直結交差点」、どのようなものなのでしょうか。
-
東京の郊外を走る環状道路「環七通り」「環八通り」にはそれぞれ「環七」「環八」の通称がありますが、「環一」から「環六」はどうなっているのでしょうか。そもそも存在は。
-
5叉路、6叉路と、多くの道が集まる交差点は全国に見られますが、東京にはなんと「11叉路」が存在します。なぜそのような交差点が誕生したのでしょうか。
-
30km以上にもおよぶ日本最長の「私道」が山口県にあります。なぜそのようなものをつくったのでしょうか。所有する宇部興産に話を聞きました。
-
一時停止しないでもよい踏切があります。道路交通法で「例外」が定められているのです。
-
24時間開放の「道の駅」駐車場は、車中泊の場としても利用されています。車中泊の受け入れ体制を整えている道の駅がある一方で、利用者のマナーの悪さなどから「お断り」としているところもあります。
-
巨大なフルーツが次々に現れるファンタジックな道路が、長崎県にあります。実は、それらはバス停です。いったいなぜ、そんなバス停が設けられたのでしょうか。
-
生活道路などの路面に、幾何学的な模様が描かれていることがあります。これは「イメージハンプ」と呼ばれるもので、視覚のマジックとも言える効果によってクルマにスピードダウンを促します。
-
走ると振動があるやつ。