東海道新幹線の「プラスEX」、「エクスプレス予約」に統合へ

新幹線の会員制ネット予約サービス「プラスEX」が、「エクスプレス予約」に統合されます。

年会費も割引額も「エクスプレス予約」と同じに

 JR東海とJR西日本は2017年6月28日(水)、新幹線の会員制ネット予約サービス「プラスEX」について、サービスを拡充するなどしたうえで9月2日(土)に「エクスプレス予約」へ統合すると発表しました。

 現在、「エクスプレス予約」の会員になるには、クレジットカードである「JR東海エクスプレス・カード」かJR西日本の「J-WESTカード(エクスプレス)」、JR東日本の「VIEWカード」(「ビュー・エクスプレス特約」への申し込みが必要)への入会が必要です。

 サービスの年会費は1080円(税込)ですが、たとえば東京~新大阪間の「のぞみ」普通車指定席を「EX予約サービス」で片道利用すると、定価より1080円安い1万3370円になります。

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「プラスEX」の「エクスプレス予約」へのサービス統合前後の比較(画像:JR東海)。

「プラスEX」は手持ちのクレジットカードで入会できるサービスです。年会費は540円(税込)ですが、たとえば東京~新大阪間の「のぞみ」普通車指定席を「ICサービス(プラス)」で片道利用すると、定価より510円安い1万3940円になります(自由席は1万3620円)。

「エクスプレス予約」との差別化として、「プラスEX」は割引額が少なかったり、「モバイルSuica」に非対応だったり、特急券効力のみの商品(e特急券)がなかったり、といった違いがあります。また対応区間も「エクスプレス予約」は東海道・山陽新幹線(東京~博多)ですが、「プラスEX」は東海道新幹線(東京~新大阪)のみです。

9月2日にサービス統合 ただし「グリーンプログラム」なし

 9月2日(土)の統合以降は、年会費や割引額が「エクスプレス予約」と同じになります。「モバイルSuica」にも対応。「e特急券」も加わります。また、新たにリリース予定のスマートフォン向け「エクスプレス予約」公式アプリも利用できるようになります。

 ただし「プラスEX」会員は、ためたポイントでグリーン車を利用できる「グリーンプログラム」の特典は、サービス統合後も引き続き適用されません。

 なお、「プラスEX」から「エクスプレス予約」に移行するには、9月2日(土)以降、新しい会員規約に同意する必要があります。

【了】

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2件のコメント

  1. そもそもプラスEXの旨みがよくわからなかったのだが・・・。
    ということで、元から年会費1080円也を支払っているが、こっちの方が絶対お得じゃないのか?

  2. 事情は不明ながらエクスプレスカード(セディナ)だけ加入審査に通らず、
    手持ちのDCカードでプラスEXをしばらく利用しました。
    クレジットカード(およびそこで設定される与信枠)を増やしたくないなら
    良いと思いますが、サービスに差があり特に山陽新幹線非対応が残念でした。

    どちらにも加入できて好きに選べるならあえて割引も少なくサービスも制約ある
    プラスEXでなくてもと思いますが、法人カードの利便性などを考えると最近まで
    エクスプレス予約は法人向け主体、個人向けはプラスEXで、という棲み分けを
    していたのかもしれません。プラスEXはコーポレートカードで利用できませんし。

    ICカードでの乗車も始まるので、個人向けへのテコ入れだろうかとも思います。