クルマの新燃費表示「WLTCモード」とは 新世界基準はなぜより現実に則しているのか

「世界基準」がもたらすメリットとは

 新燃費基準の導入によるメリットは、国内外メーカーを問わず、燃費性能が比較できるようになることや、ユーザーの走行環境に応じた燃費性能が高いクルマを選べるようになることがあります。またメーカーもこれまでのように、各国に合わせた燃費測定を行う必要がなくなるため、コストや開発時間の削減にもつながります。

 ただ他車との比較は、あくまで同じWLTCモードどうしでなければ意味がないことを忘れてはいけません。日本でも当面はJC08モードと両方を記載することで、ユーザーに混乱が生じないように配慮されています。

 WTLCモードは、2016年10月より適用が開始されており、2018年10月以降に販売する新型車については、表示を義務化。2020年度を目途に完全移行を目指していくそうです。

【了】

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コメント

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3件のコメント

  1. 燃費を気にするのはいいが・・・運転席からの死角、車自体の大きさ自体も気にしてほしい。意外と未だに3ナンバー車同士すれ違い不能な道路や、2トントラックすら切り返さなければ曲がれない交差点は多いし。

  2. 不正倍増
    非燃費増
    非排出ガス増

  3. 生産される車の全てをテストしたら規準を満たさないのもあるんじゃないの?現に新エコカー減税対象の型落ち車が車検場で重量を実測したら数キロの差で対象外されたりしてたからね、まあ製造誤差もあるように計測機器も万全じゃないだろうし?ハイブリッド車のように燃費関係無くシステムが付いてるだけで重量税が免税だからね、しかも同じ車種同士ならハイブリッドのほうが重いのに、