東京モノレール車内、なぜ盛り上がっている? まるで「ひな壇」 スピードにも関係

なくせないなら使ってしまえ? 「段差」利用の工夫とは

――車両形式によって段差の高さや座席配置に違いがあるのでしょうか?

 座席配置などは異なりますが、段差については、現行の1000形、2000形、10000形の3形式とも変わりません。

 たとえば最新鋭の10000形では、6両編成のうち中間の2、3、4、5号車の海側、つまり羽田空港方面に向かって左側にボックスシートを、山側には海側へ向いた(レールに平行な)ロングシートを配置し、どちらからも海の景色を楽しみやすいようにしています。台車直上の高くなった部分は、2、3、4、5号車ではロングシートとし、先頭と最後尾にあたる1、6号車の運転台側は、運転台を向いた2人掛けの「展望席」としているなど、号車によっても配置を変えています。また1000形、2000形も含め、台車があるために高くなった部分を利用し、荷物置き場を設置しています。

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10000形の中間車。ロングシート、ボックスシートのほか、一人掛け座席もある。少し高くなった部分やロングシートの横には荷物置き場を備える(画像:東京モノレール)。

※ ※ ※

 東京モノレールによると、車内の段差は53年前、1964(昭和39)年の開業時から高速走行を想定し車両の低重心化を図ったことに起因した、同社の路線特有のものかもしれないといいます。そのなかで、段差をうまく活用しながらシートや荷物置き場を配置しているようです。なお、東京モノレールの営業最高速度80km/hは、国内のモノレールで最速だそうです。

 ちなみに、6両編成である東京モノレールの列車には、合計120本のタイヤが使われているそうです。

【了】

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コメント

4件のコメント

  1. なるほど、路線バスと違ってタイヤハウスが車幅の中央付近に位置するわけか

    • バスなんてモノコック構造からサスペンション他燃料タンクを平たいものにしたり低床を実現するに様々な工夫があるけど、やはり駆動系の影響か?後部からタイヤハウスにかけての辺りは逆に昔のフレーム構造のバスより段差はきついかもしれない、最近では燃料タンクを左タイヤハウス近辺に設置する関係で、その辺りに座席の無い新型バスもあるし、やはりバリアフリーとなると平らな場所は優先席や車椅子スペースやベビーカー固定位置など様々なステッカーが貼ってあって健常者が近寄りにくい雰囲気で先日も降車時に最後部の席からの段差で転けそうになったよ、

    • 低床路線バスの最前席みたいによじ登る事はないし、上手くタイヤハウスを利用したと思う。座席配置に若干の違和感はあるが。

      他社の胯座式はハイデッカーの観光バスの様なものだが、バスと違うのは床と一緒にホームも上げてしまえばバリアフリーになる事。重心は高くなるが、乗客には違和感がない。

      どちらが良いかは路線の目的次第か。