旅客機内のベルト着用サイン、「ポーン」の回数とタイミング JALとANAで違う?

旅客機の離着陸時に鳴る「ポーン」という音。JALとANAでは回数が違うようです。なぜでしょうか。

シートベルトの着用サイン、実際の使い道は

 旅客機が滑走路を離陸する直前、機内には「ポーン」という丸みを帯びた音が鳴り響きます。シートベルト着用のサインとして搭乗時に必ず目にするこの光景ですが、音の鳴る回数とタイミングなどは、JALとANAで異なるようです。

 JAL(日本航空)では、運航乗務員(主に副操縦士)が離陸時に2回、音を鳴らすといいます。

 この音は、コックピットに取りつけられている「シートベルト着用サイン」のスイッチを切り替えると鳴るとのこと。スイッチは多くの機種でダイヤルタイプを採用し、左から「オフ」(消灯)、「オート」(自動)、「オン」(点灯)の順に切り替えられ、旅客の搭乗前から離陸前までは基本、オンに設定されているといいます。音の鳴るタイミングは「オンまたはオートからオフ、オフからオートまたはオンに切り替える際となっています」(JAL)とのことです。

Large 20170801 01
座席の直上に設置されたシートベル着用のサイン(画像:写真AC)。

 JALによると、離陸時に音が2回鳴るのは、オンからオフ、オフからオンの切り替えを2回行っているためで、主な目的は「運航乗務員が客室乗務員に対して、離陸開始を合図するためです」といいます。

「加えて、客室乗務員はお客さまのシートベルトの着用や、テーブル、座席の背、足置きが正しい位置に戻されていることを最終確認する機内アナウンスを実施しています」(JAL)

 このことからも、旅客にシートベルトの着用を促すというより、運航乗務員から客室乗務員に向けた離陸サインといった色合いの方が強いようです。前述のとおり、シートベルト着用サインは旅客の搭乗前からオンに設定されているため、旅客に対して「搭乗し着席したら、安全のために速やかにシートベルの着用をお願いしている」(JAL)ということも、その傍証になるでしょう。

 離陸後は高度1万フィート(約3000メートル)に達すると、天候や機体の揺れが激しいなどの例外をのぞき、運航乗務員がスイッチをオンからオフに切り替えるため、ここで1回音が鳴ることになります。

 着陸時にはオフからオンへ切り替え、サインを点灯させるために1回鳴ります。これはシートベルト着用を客室乗務員と旅客に指示するという、サイン本来の意味合いを持っているといいます。このタイミングは高度によるもので、天候や機体の揺れなどにより異なるとのことです。

この記事の画像をもっと見る(2枚)

最新記事

コメント

2件のコメント

  1. 他の会社ではどうなってるんだろうか。

  2. こう言ったサインもいいけど機長が挨拶兼ねた気象状況を案内するアナウンスなんか規則的な何かあるのかな?スカイマークで同じ路線で喋らん機長もいるけど外人なの?

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス