旅客機内のベルト着用サイン、「ポーン」の回数とタイミング JALとANAで違う?

旅客機の離着陸時に鳴る「ポーン」という音。JALとANAでは回数が違うようです。なぜでしょうか。

ANAは4回?

 一方、ANA(全日空)は、音を鳴らすのが主に機長で、音の回数は離陸時4回、離陸後1回、着陸時4回とのこと。音を鳴らす意味と方法は基本的にJALと同じとのことで、つまりスイッチのオンからオフ、オフからオンの切り替えを2回ずつ行っているそうです。これにより音は4回鳴るというわけですが、この理由についてANAは、そのルーツが1998(平成10)年の機内の全面禁煙化にあるといいます。

「運航乗務員が客室乗務員に離陸時などのサインを伝える際、1998年以前はノースモーキングサイン(禁煙サイン)を使用していました。しかし、1998年以降は機内が全面禁煙となったため、そのサインが使えなくなりました。そのため、『ピンポン』という音のアテンダントコール(運航乗務員から客室乗務員への呼び出し)を使うようになりました。その際、1回だけ鳴らすと、通常時のアテンダントコールと客室乗務員が勘違いしてしまうために、それと区別するために2回鳴らすようになったのです」

 このアテンダントコールの『ピンポン』という音は、『ピン』と『ポン』の音の高さが異なるため、『ピン』と『ポン』が別々の音に聞こえていたそうです。これを2回繰り返すことで、音としては4回聞こえることになります。

「その後、当社で使用する機種が増えたこともあり、サインの統一化を図りました。このとき、シートベルト着用サイン『ポーン』で4回の音を表すことになったのです」(ANA)

 またJALは離陸後、高度1万フィートでサインを消灯し音を1回鳴らしていましたが、ANAの場合は「機長が機内の安全を確認した時点で鳴らしている(サインを消灯している)」(ANA)といいます。着陸時の4回の音(サイン点灯)も、高度ではなく着陸の10分前に鳴らすというスタイルをとっています。天候や機体の揺れなどが事前に予想される場合には着陸の15分前に鳴らしているそうです。

※ ※ ※

 なお「ポーン」という音の音色そのものは、JALとANAはともに「旅客機メーカーの仕様で、独自に採用した音色ではありません」と話しています。

 またANAによると、旅客が客室乗務員を呼び出すためのボタン「パッセンジャーコール」の使用時にも、同じ音色の音が鳴るとしています。

【了】

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コメント

2件のコメント

  1. 他の会社ではどうなってるんだろうか。

  2. こう言ったサインもいいけど機長が挨拶兼ねた気象状況を案内するアナウンスなんか規則的な何かあるのかな?スカイマークで同じ路線で喋らん機長もいるけど外人なの?

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