「認知症疑い」のドライバーは216万人? 1万人以上の認知機能検査で判明

ベスプラが1万2642人を対象に、運転免許証更新時の認知機能検査を忠実に再現したウェブテストを実施。結果の割合から、60歳以上のドライバー216万人が「認知症疑い」のまま運転している可能性があるといいます。

「認知症疑い」80代以上は18.5%に

 認知症予防アプリ「脳にいいアプリ」などを提供しているベスプラは2017年8月3日(木)、1万人以上を対象に行った認知機能検査の結果を発表しました。

 同社は、警視庁から公表されている75歳以上対象の運転免許証更新時の認知機能検査をウェブ上で忠実に再現。3月から7月にかけて、1万2642人(うち40代以上8459人)がこの検査を受けました。

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年代ごとの認知機能検査分類比率(画像:ベスプラ)。

 その結果を、警視庁が公表している仕様に基づき採点され「第1分類」から「第3分類」まで振り分けた結果、認知症が疑われる「第1分類」の割合が年代の上昇に応じて高くなる傾向に。40代は「第1分類」が2.5%ですが、80代以上は18.5%でした。

 ベスプラは、これらの検査結果を踏まえ計算すると、60歳以上の運転免許証保有者のうち「第1分類」(認知症疑い)のドライバーは、約216万人にのぼるとしています。

【了】

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コメント

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5件のコメント

  1. 最早歩行者優先、ではなく歩行者だからこそ自身の安全最優先という考えに切り替えるべきかも。

  2. もう少し認知症と事故の関係を調べるべきじゃないのかね?免許返せと言う割りには免許返しっぱなしで単に生活の範囲が狭まるだけで、それなら移動代替え手段を充実させてからの話じゃなかったのかね?各都道府県であるにはあるが、あくまでも割引などの支援と言う形に止まるのが大半で、元々あのふざけたような更新制度の反動の事故を認知症だ高齢者だ、免許返納だとか、後の生活に関わる部分で結論が早すぎる気もするのだが・・・

  3. こういうの見てると制服着て己の馬〇さ加減を隠すザマの仕事振りがよくみえてくる

  4. だから?何?今更、なら新規や更新時に全ての免許所有者に昔のナナハン免許みたいに厳しくしてみたら?よく白バイあがりのア〇試験官がバイクは遊びの免許だから取らせないと断言してたけど、まあ、こいつの信念だか勘違いも外圧であっさり崩れたが、高齢者と認知症と運転を今一度あらいなおす時期じゃないんかいね?

  5. 飲酒運転撲滅って掲げてるなら
    認知症運転撲滅をやってくれないと
    不公平極まりない
    認知症運転でも
    飲酒運転同等の重罰化が必要