「MRJミュージアム」愛知県にオープン 国産初ジェット機の最先端技術を体感
三菱重工業が2017年11月30日、国産初のジェット旅客機「MRJ」をテーマとする展示施設を、開発拠点である愛知県豊山町にオープンします。
MRJ実機の製造作業を見学できる
三菱重工業が2017年11月30日(木)、国産初のジェット旅客機「MRJ」をテーマとする展示施設「MRJミュージアム」をオープンします。
場所は、愛知県豊山町にある名古屋航空宇宙システム製作所小牧南工場内に新設されたMRJ最終組立工場。約1150平方メートルの5階フロアに展示室を設け、2階でMRJ実機の製造作業を見学できます。5階の展示室にはMRJの胴体やエンジンなどの実物大模型が設置され、MRJのスケールをリアルに実感できるといいます。
技術開発に関する展示では、実物のフライトデッキや客室空間から、MRJの設計や随所に組み入れられた日本的デザインなどが体感できるほか、航空機の基本原理やCFD(数値流体力学)解析による空力設計や次世代航空機エンジン(GTFエンジン)など、MRJに採用された先端技術について紹介されています。
生産に関する展示では、IT(情報技術)を活用した仮想体験や、実機と同じものの部材や素材に触れることで、MRJの品質管理について学習できます。
開館時間は午前10時から17時40分まで(最終入館は16時10分)。休館日は毎週火曜と年末年始です。土休日とゴールデンウィーク、お盆期間は開館します。見学は完全事前予約制。10月末からウェブサイトで事前予約の受付が開始される予定です。
三菱重工業は「MRJミュージアムの一般公開を通じて地域発展と航空機産業振興、教育・人材育成などに貢献していきます」としています。
【了】
悠長だなあ・・・。