JALが機内にノート「旅の手帳」を置いたワケ パイロットはもっと乗客と接したい?

いわれてみれば、接点が少ないパイロット

——始めたきっかけを教えてください。

飯田「パイロットを空港で見かけることはあると思いますが、操縦室に入ってしまいますと、私たちはお客さまから“近いようで遠い存在”かもしれません。そうした状況を『もったいない』と思いました」

浅野「機内でお客さまに私たちパイロットの存在を感じていただけるチャンスは、機内アナウンス以外にあまりありません。そうしたなか、お客さまにより喜んでいただくために何ができるかということを考えました。そこで浮かんできたのが『老舗旅館の思い出帳』です。そのイメージで、私たちがメッセージを書いたノートを機内に置くと、お客さまがホッとされるのではないかと思い、話が発展しました」

——確かに、パイロットと会話することは普通、ないですね。

浅野「航空機はCAのサービスを受けるという、いわば“受け身”で乗られるのが普通かもしれません。しかし、機内でお客さまに『書いていただく』ことで、お客さまご自身で旅をクリエイトすることになり、良い記念になるのではないかと考えました。この点と、お客さまとパイロットとの接点をつくることが『旅の手帳』のねらいです」

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パイロットのメッセージは写真やステッカーの装飾も。いずれも手作り。
「旅の手帳」の注意書きと説明。
個人情報が書かれた場合、テープを貼り見えなくする。

——書かれた内容を見て、どんなことを感じますか?

浅野「お客さまの気持ちがダイレクトに伝わってきますので、いままでにも増して心のこもった操縦ができるのではないかと思っております。いただいたお言葉を読むと、お客さまのために快適なフライトをするぞ、という気持ちが、さらに一歩高まる気がします」

——お仕事のやりがいにもつながっているわけですね。

浅野「非常に大きいですね」

飯田「これで私たちの顔がお客さまにより見えるようになっていくと嬉しいですね」

浅野「私自身、お客さまと向き合ういい機会をいただけていることにとても感謝しております。また、ほかのパイロットが書いたものを読んで、仲間がこんなことを書いている、こんな気持ちでフライトをしている、自分も頑張るぞという気持ちになる、という感想も仲間のパイロットからあがっています」

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コメント

2件のコメント

  1. 昔はサイン帳を出せば面白いやつだと言ってコクピットに招いてくれたことが多々あった。しかし今のJALはCAが機長のサインもやってしまって全く面白くないので、サイン帳はやめました。こういう動きがあるというのは一縷の望みがあるかな。CAもやることが多くて忙しそうでまったくよゆうがありません。気の毒だからやめました。

  2. 下民共がくだらねえこと書いてんなと思いながら読んでます。これで喜んで乗って金落として行ってくれるならもうけもん