バスの乗り口、支払い、なぜ統一できない? 同じ会社でバラバラなことも
地元に長年根付いた方式、混乱なく変えられる?
——新方式導入の課題はどのようなことでしょうか?
45年にわたり統一されてきた方式を変えることもあり、お客様が「どちらの扉から乗ればよいのか」と戸惑われることが想定されます。混乱を最小限にするうえで周知の方法が課題といえます。
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京都市バスの実証実験は現在のところ、前述した10月の4日間のみ。実験結果を、局内や市民からなる「市バスの乗車環境を考える懇話会」などで十分検討するといい、全面的な変更の時期などは決まっていないそうです。
「前乗り・前降り」から「中乗り・前降り」へ 栃木・関東自動車
栃木県最大のバス事業者である関東自動車(栃木県宇都宮市)も、乗降方式の変更を検討している事業者のひとつです。同社の方式は「前乗り・前降り・後払い」で、中扉はあっても原則使われません。これを「ICカード乗車券の導入に伴い、『中乗り・前降り・後払い』方式への変更を検討している」といいます。
「車内へのICカード読み取り機の設置、運転席側のみについている整理券発券機などの中扉付近への移設が必要です。停留所についても、ガードレールや縁石など乗り降りに支障するものがある場合に、道路管理者と連携して調整していかなければなりません。将来的にICカードのシステムを全車へ導入していくにあたり、従来の『前乗り・前降り』と新たな『中乗り・前降り』が一時的に混在することが予想されますので、混乱を最小限に抑えるため広く周知することも課題です」(関東自動車)
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関東自動車によると、「前乗り・前降り・後払い」は同社をはじめ栃木県内ほとんどの路線バスに採用されているものの、「他県から来た人、あるいは他県を訪れた栃木県民が(乗り方の)違いに驚く」ものだといいます。しかしながらその歴史は長く、「当社では少なくとも30年以上前、バスがワンマン化された当初からではないか」とのこと。「かつては後輪より後ろ側にある後扉のバスが多かったのですが、間口が狭くお年寄りなどが乗り降りしづらいことから、安全性を考えて前扉だけで行ったほうがよいと判断したのでしょう」と話します。
乗降の位置は様々な条件があるから。
とは言え、扉の位置だけなら難易度は低いもの。
事業者は同じながら地域どころか同一地点発着でも、
⚫後ろ乗り前降り後払い多区間
⚫前乗り後ろ前払い均一運賃
⚫前乗り後ろ降り前払い多区間
⚫後乗り前降り均一
これらが混在…
何処とは言わないが
鹿と大仏で有名な場所を走る最大手。
というより他の事業者居ませんけど。
同一路線なのに
「後乗り整理券式後払い」
「前乗り多区間申告先払い」
「前乗り均一先払い」
「乗車前改札」
を混在させるバス会社が関東にもあります(笑)
いずれは「均一=先払い」「調整=後払い」に統一したらいいと思う。
均一と調整で車両の色を変えるとか乗降口をもっと見分けが付くように色分けするとか。
慣れの問題だと思う。
運賃均一区間(前乗り先払い・中降り)で生まれ育っているので、前降り後払いの地域ではイラついてしまいます。
前降り後払いだと特に終点では降車時に大人数の乗客が車内に滞留してしまいムダに時間が掛かり過ぎる。前乗り先払いであれば、例え起点で大人数であっても出発時間調整で長めの停車時間があるのでムダなし。途中バス停では基本的には乗車も降車も少人数なので大差はないだろうが・・・
前乗り先払いは、終点ターミナル駅などで満員で到着時でも前ドア・中ドアを一斉に開放で降車時間も最小限で済みますよね。降車場も全員降車終了で再発進しないと後続バスがバス停に付けられず、更に待ち時間が多くなっているのでは? 地元では一部で距離制路線も乗り入れているものの、こちらも昔は前乗り前降り後払いだったものが、十年以上前に「前乗り・行先申告制先払い・中降り」に変更されて均一制と統一されています。一番時間的なロスが少ないかと・・・
私の地元の新京バスも前乗り運賃先払いでしたがいまではあとのりに変更になりました
私の地元の新京バスも前乗り運賃先払いでしたがいまではあとのりに変更になりました
京都なら、「前乗りの先払い」でも良いような(今回の実証試験は、観光急行路線なので)
意外と、近年の訪日観光客もよく市バスを使って移動する光景が多いので(意外と海外のバスの大半は前払い式が多いらしい)来年度からやるなら先ずは、観光地を抱える路線(特に祇園、金閣寺方面で)からやって欲しい
千葉県内の京成グループバスは、基本的に中乗り前降り後払いですが、
なぜか中扉のことを後扉と書いて「あととびら」と読みますね。
かつては新京成電車のホームで「白線のあとに下がって」という自動放送も。