東京モーターショー ホンダブース EVへの加速と、「ホンダらしさ」への回答とは?(写真14枚)

求められる「ホンダらしさ」、その回答は…?

 プレスカンファレンスに登壇した、本田技研工業の八郷隆弘代表取締役社長は、「ホンダは、いつの時代でも“役立つ喜び”と“操る喜び”を提供するために技術開発を進め、ユーザーの期待に応えられる商品を今後も届けたい」とコメント。

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ホンダ 八郷社長と「Honda Riding Assist-e」(2017年10月28日、大音安弘撮影)。

 さらに、軽自動車やミニバンが多くなった昨今、ホンダらしいクルマが少なくなったとのファンやユーザーの声を受け、「シビック」を皮切りにグローバルで強い人気を持つ世界戦略車を積極的に投入していく意向を示しました。

 加えて今後、かつて日本でも高い人気を誇ったクロスオーバーSUV「CR-V」の再投入を始め、新たなプラグインモデルの「クラリティPHV」、北米で新型が登場した「アコード」の導入などを明らかにしました。

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来年、日本再投入される「CR-V」のハイブリッドモデル。ガソリン車には3列シート仕様も設定される。
新型発売も発表された「スーパーカブ」。新型は、再び日本での生産となることも話題となった。
佐藤琢磨選手の「インディ500」優勝マシンなどホンダのモータースポーツ競技車を展示。

 ホンダブースは、2輪と4輪ともに展示される広々としたスペースとなっており、フェイスリフトされた新型「レジェンド」や改良型「オデッセイ」といった市販目前のクルマたち、1億台を突破した「スーパーカブ」のヘリテージ展示、そしてレーシングドライバーの佐藤琢磨選手が日本人初の「インディ500」優勝を飾った「Dallara DW12 26号車」などのモータースポーツ展示など充実した内容となっています。このほかにも、コネクテッド機能が提案する未来の乗りものなどもあり、子供から大人まで夢中にさせることでしょう。

【了】

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Writer: 大音安弘(自動車ライター)

1980年生まれ。埼玉県出身。クルマ好きが高じて、エンジニアから自動車雑誌編集者へ。その後、フリーランスになり、現在は自動車雑誌やウェブを中心に活動中。主な活動媒体に『ナビカーズ』『オートカーデジタル』『オープナーズ』『日経トレンディネット』など。歴代の愛車は全てMT車という大のMT好き。

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