線路内侵入防止システム「シカ踏切」がグッドデザイン賞受賞 近鉄らが開発

近鉄が京三製作所、モハラテクニカと共同開発した「シカ踏切」が、「2017年度 グッドデザイン賞」を受賞しました。

鹿との接触事故は激減

 近鉄が京三製作所、モハラテクニカと共同開発した「シカ踏切」が「2017年度 グッドデザイン賞」に選ばれ、2017年11月1日(水)に授賞式が行われました。

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近鉄が京三製作所、モハラテクニカと共同開発した「シカ踏切」のイメージ(画像:近鉄)。

「シカ踏切」は「鹿との共存」をコンセプトに掲げて作られた、線路内侵入防止システムです。2016年5月に大阪線・東青山駅(三重県津市)付近の約1kmに、2017年3月に榛原駅(奈良県宇陀市)~室生口大野駅(同)付近の約1kmに導入されています。

 線路周辺に侵入防止ネットを張って、鹿が線路内に侵入するのを防ぎつつ、獣道に通じる一部区間は鹿が通れるように開放。列車運行の時間帯のみ、その場所で鹿が嫌う超音波を発信することで鹿の線路侵入を抑止する仕組みです。列車運行が無い時間帯は超音波を発信しないため、鹿は自由に線路へ入り安全に横断することができます。近鉄全線では、2008(平成20)年の事故件数129件に対し、2015年には288件となっていましたが、当該区間に「シカ踏切」を導入したあと、鹿との接触事故はほぼなくなったとのこと。

 今回の受賞に際し、審査委員は「シカ踏切」を「鉄道と野生動物の関係について、野生動物の視点で考えることの大切さを教えてくれた」と評しました。

 近鉄は「今後も引き続き安全で安定した 輸送に努めてまいります」としています。

【了】

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コメント

1件のコメント

  1. テレビや新聞では近鉄が開発した、としか報道されない。
    このサイトだと開発したメーカーも書かれているから参考になる。