福島 Jヴィレッジ付近に新駅構想、その目的は? 原発事故からの復旧受けJR常磐線に
進む復興 新駅には通勤・通学需要も
――現地の状況はいかがでしょうか?
住民の方も戻ってきており、新駅の設置は、いわゆる「交通弱者」の通院や買い物などを助けられると考えています。Jヴィレッジ付近にある広野火力発電所(東京電力のグループ会社が所有)の通勤需要が見込めるほか、広野駅付近に高校も新設されましたので、その通学需要もあるでしょう。
――現在の進捗と今後のスケジュールは?
県知事に対して要望したばかりですので、新駅の設置やJヴィレッジの拡張についても、具体的にはこれから検討していきます。ただ、いずれの要望も2020年東京オリンピック・パラリンピックまでの整備を主眼に置いたものです。国が掲げる「復興オリンピック」という趣旨にも合致することと考えています。
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JR常磐線は東日本大震災ののち、福島県・宮城県内における多くの区間で不通となりましたが、Jヴィレッジ付近を通る広野~竜田間は2014年6月に運転を再開しました。JR東日本は、2020年3月までに富岡~浪江間を復旧させ、全線で運転を再開させる見込みです。
【了】
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