小田急の2階建て地下トンネル完成 2018年3月から「複々線」に 列車大幅増発!(写真16枚)
2013年3月に地下化された小田急線の代々木上原~梅ヶ丘間で、線路を上り下り2本ずつにする複々線化事業が大詰めを迎えています。現在のトンネルの上に新トンネルが建設され、「2線2層」の複々線となり、ダイヤも駅も大きく変わります。
混雑率は大きく緩和? 2018年3月3日、複々線化へ
2017年12月21日(木)、小田急電鉄が代々木上原~梅ヶ丘間複々線化事業として建設した、新しい地下トンネルを報道陣へ公開しました。
「複々線」化とは、上り下り1本ずつ線路が走る「複線」から、上り下り2本ずつの計4本とする事業です。小田急線では代々木上原~登戸間のうち10.4kmについて、東京都が進める連続立体交差化事業(おもに線路を高架あるいは地下化し、踏切をなくす事業)とともに複々線化が進められており、すでに8.8kmで完成しています。
複々線化が未完了なのは、下北沢駅(東京都世田谷)などを含む代々木上原~梅ヶ丘間のうち1.6kmです。この区間は2013年3月に線路が地下化され、9か所の踏切がなくなりましたが、さらに複々線化工事が進められており、2018年3月3日(土)から複々線での運行が開始される予定です。
複々線化により、各駅停車などの列車と、急行など速達タイプの列車が走る線路が分離されます。たとえば各駅停車の列車が駅などで急行などを通過待ちすることや、両タイプの列車が1本の線路上に混在することで詰まってしまうようなことが少なくなり、列車の大幅な増発が可能になるとのこと。小田急電鉄によると、ラッシュピーク時の列車本数が27本から36本になるほか、たとえば町田~新宿間で所要時間が最大12分短縮されるといいます。増発により1列車あたりの混雑率も、現行で192%が150%程度まで緩和されるそうです。
すでに複々線化されている区間では、おもに高架式で4本の線路が並列していますが、代々木上原~梅ヶ丘間では下北沢駅で高架式の京王井の頭線が交わっています。小田急電鉄 複々線建設部課長の宮原賢一さんは、「小田急線を高架にした場合、井の頭線よりも高くしなければなりません。このため、2線2層の地下式構造で連続立体交差化と複々線化を行いました」と話します。
メトロ車とJR車の急行線と多摩線内走行は見納め、か。しょっちゅう直通運転中止(=多摩急行運休)が発生した影響が大きかったんだろうなと思う。
多分列車走行距離の調整の関係かもしれない。しかしとうとう東京メトロ6000系は緩行線走らずじまいか。
快速急行の下北沢駅通過はなし?
複々線完成後、快速急行は代々木上原駅と下北沢駅に連続停車の意義は薄く、新宿と千代田線を結ぶのに特化した方が良いと思う。
羨ましいねー、江ノ島線のある駅なんて40年前の映画の舞台になったことあるけど未だ何も変わってないよ、因みに事件と言う映画で土田町と言う設定