「ハイエース」人気のワケは 世界が欲しがる万能の「動くハコ」50周年

トヨタ「ハイエース」が1967年の発売から50年を迎えました。日本では「ハイエース専門店」が複数存在するほか、海外でも需要が高い車種です。どのような点が支持されているのでしょうか。

「石を投げれば『ハイエース』に当たる」? 海外でも人気

――「ハイエース」市場はどれほど大きいのでしょうか?

 専門店だけで全国に数百はあるでしょう。そもそもの生まれが商用車であることもあり、街で見かける商用「ハイエース」の多さたるや、大げさな表現かもしれませんが「石を投げれば『ハイエース』に当たる」といっても過言ではないかもしれません。海外でも人気の高い車種ですし、マーケットが広いと考えています。

――海外ではどれほど評価されているのでしょうか?

 評価は非常に高く、むしろ相場の底を支えているのは海外の人かもしれません。やはり、有用な「ツール」としてとらえられていること、昔から続く車種でヒストリーを持っていること、そして海外における「トヨタ」への信頼感に裏打ちされているでしょう。たとえば、日本では走行距離が10万kmを超えていると売りづらいかもしれませんが、海外の方は高く買われます。

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初代「ハイエースワゴン」(画像:トヨタ)。
初代「ハイエースコミューター」(画像:トヨタ)。
3代目「ハイエースバン」ロングボディ(画像:トヨタ)。

※ ※ ※

 ちなみに、「ハイエース」の新車価格は税込みで、「ハイエースバン」「ハイエースワゴン」が280万円台から、「ハイエースコミューター」が310万円台からです。フレックス・ドリームで販売されている中古「ハイエース」の価格帯は、カスタマイズされたいわゆるコンプリートカーで300万円台前半から中盤が主流、安いものでは現行モデルで100万円以下、高いものでは500万円前後だといいます。

【了】

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コメント

5件のコメント

  1. トヨエースと言うトラック系からバン系の弟分として世に出でたハイエースは実にタフな車です。ライバルであるキャラバンもフルチェンジでハイエース瓜二つのデザインになりましたがボデー剛性までは瓜二つとはいかなったようですね、凹凸の激しい現場や気象にも左右される作業現場でドアの開閉に難儀するような剛性不足の商用車では仕事になりませんからね

  2. なぜか記事中には無いようですが、救急車のベース車両としての需要も初代からありますよね。とりわけ1970年代以降ワンボックス型の救急車は珍しくないですが、その流れを築いた要因の一つがハイエースの存在だったのではないかと思っています(何しろあのトミカでも初代ハイエースの救急車仕様が出ており、それによって実車の存在が子供たちへのアピールになっていたことは確かかもしれない)。

  3. 個人的にはアノ、ノッペリ顔は大嫌いですけどね。

    職場に出入りしてた業者が良く乗ってましたが走行距離が多いためエンジンから異音がしてました。

    整備出来ないのか?と聞いたがどうも調整出来ない部分であきらめるしか無いらしい…と言う事で

    リースアップだったのか半年後には他社の新車バンに乗ってました。

    この手の車種も少ないからもう少しキャラバンとベンツのバンとかもっと売れても良いんだけどな…

    ハイエース本当嫌いなんだよ

    • 何言ってんのかよー分からんわ。嫌いならコメントすんなやアホか

  4. 何というか、偉大なる平凡?よい意味でですよ。