長距離一般路線バス、トップ3は? どれも「乗り応え」抜群! 知られざるロングランバスも

第2位 酪農地帯と海沿いを走る北海道内最長路線

 運行距離第2位は、北海道東部の中核都市である釧路市と、オホーツク海沿いの羅臼町を結ぶ、阿寒バス(釧路市)の「釧路羅臼線」です。全長約166km、停留所数101、所要時間3時間40分から3時間50分で、道内の路線バスとしては最長距離を走ります。

 運行本数は平日が1日4往復、土日・祝日は1日2往復で、このほかにも平日限定で釧路~標津(しべつ)間の区間便が1往復あります。運行距離の割に停留所の数が少なく、一部の区間においては停留所以外の場所でも乗り降りができる「フリー乗降制」を採用しています。

 バスは日本最大規模の台地「根釧(こんせん)台地」(標高100mから200m)を縦断。牛や馬が数多く見られ、いかにも北海道らしい景色を堪能できるほか、オホーツク海沿いの国道を走る標津~羅臼間では、晴れていれば北方領土も見られます。この路線も数多くの旅番組やメディアに取り上げられ、観光路線としての側面もありますが、一方で釧路市内の主要病院にも停車するなど、地元の通院客にも配慮しています。

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阿寒バス「釧路羅臼線」の車両(須田浩司撮影)。
広大な風景が広がる「釧路羅臼線」の車窓(須田浩司撮影)。

 釧路駅~羅臼間の運賃は片道4850円で、一部区間では往復割引運賃も設定されています。長距離を走ることから、使用されるバスはトイレ付きとなっています。

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コメント

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3件のコメント

  1. 札幌から羽幌までの沿岸バス「特急はぼろ号」のうち増毛経由便は、一般道のルートだったと思います。(距離も185キロくらいではないでしょうか)
    「高速道路を使わない路線としては日本一の距離」という点では、こちらのほうが長いように思うのですが。

  2. 長崎バスの新地~大串間で充分お腹いっぱい・・・。

  3. 長距離路線は一般道路線でも車両は観光タイプを活用する事が多い中で、複数の路線・会社で一般路線車両(またはそれに準ずる)を活用しているのにビックリ!
    トイレの有無だけでなく乗り心地や疲労も観光タイプ車両の方が有利なんでしょうが・・・
    それは乗客だけでなく乗務員さんにも同じ事が言えるのでは?
    奈良交通の路線はこれでも昔に比べて短絡されちゃっているんでしたよね。