秘密兵器開発の代名詞、スカンク・ワークスとは ロッキード・マーチンの懐刀が75周年
ロッキード・マーチンの開発チーム「スカンク・ワークス」が設立75周年を迎えました。軍用機などの開発で世界の最先端にある同チームはどのような経緯で設立され、そしてどのような飛行機を世に送り出してきたのでしょうか。
スカンク・ワークスはなにをなしてきたのか
世界に航空機メーカーは数あれど、そのなかにおいてもっとも著名な軍用機開発チームは、おそらくロッキード・マーチンの先進開発計画部(ADP)、通称「スカンク・ワークス」ではないでしょうか。スカンク・ワークスの歴史は古くその設立は1943(昭和18)年であり、今年2018年で75周年を迎えました。
スカンク・ワークスはもともと、イギリスおよびドイツでほぼ同時期に発明された「ジェットエンジン」を搭載した戦闘機の開発を目的に結成されました。当時アメリカはジェット機の実用化に遅れをとっており、同盟国であったイギリスからエンジンの供給を受けこれに着手するも、1942(昭和17)年にベル社が開発初飛行させた米軍初のジェット戦闘機 ベルエアクラフトXP-59はプロペラ戦闘機よりも遅く、信頼性にも欠ける大失敗作でした。
これを受けロッキード社(当時)は、双発プロペラ戦闘機P-38「ライトニング」の開発に成功していたクラレンス・ジョンソンをプロジェクトリーダーとして、新たなXP-80ジェット戦闘機の開発に着手します。
プラスチック工場?革製品を扱う工場という話もあるぞ。それに、T-33って、どこの国が使っているの?