「相乗りタクシー」で4割安く? アプリでマッチング実証実験、開始10日間の状況とは

国土交通省とタクシー事業者2グループが、スマホアプリを使った「相乗りタクシー」の実証実験を行っています。同方面へ相乗りする人をアプリでマッチングするこのサービス、実際どのように利用され、どれほど安くなるのでしょうか?

最大4割引きも?

――どれほど安くなるのでしょうか?

 たとえば、深夜料金適用となる22時以降に錦糸町駅(東京都墨田区)付近から出発、浦安駅(千葉県浦安市)と船橋駅(同・船橋市)でひとりずつ降ろし、津田沼駅(同・習志野市)付近まで総距離29kmを走行するコースで説明しましょう。津田沼までの運賃は、単独で利用した場合に9970円となるところ、相乗り運賃では6450円になります。

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錦糸町駅付近から浦安駅、船橋駅、津田沼駅付近まで相乗り利用した場合のルートと運賃例(画像:国土交通省)。

 これはモデルケースとして算出したものですが、実際に、最大で4割程度安くなった例もあります。極端な話、同じ場所からふたりで相乗りし、同じ目的地まで乗れば半額になるのですが、お話した通り、実際にはマッチングの条件によってルートや相乗り運賃算定の基準額、ひとりあたりの運賃も異なってきます。ただ、それぞれの降車地が近ければ近いほど、ひとりあたりの相乗り運賃も安くなるといえます。

――実験にはどのような目的があるのでしょうか?

 運賃の高さからタクシーを避けていた方などに、格安な運賃を提供し、新たな利用を創出する目的があります。たとえば、終電後に帰宅される場合などを想定しています。

 また、この「相乗りタクシー」は、タクシー事業者のあいだで定められた「ライドシェア対策11項目」のひとつでもあります。「Uber」など世界展開のライドシェアサービスもあり、海外ではタクシーの相乗りが一般的になってきています。2020年東京オリンピック・パラリンピックを控え、海外からのお客様がタクシーを安く利用できるようにするための布石でもあるのです。

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