東急大井町線の新型「6020系」完成 田園都市線「2020系」との違いは?(写真31枚)

車内の違いは「窓の上」

 ふたつ目は編成の長さです。田園都市線は大井町線への直通列車を除き、すべての列車が10両編成。2020系も10両編成で製作されました。これに対して6020系は、3両少ない7両編成となっています。

Large 180225 tokyu6020 02
6020系(右奥)は2020系(左手前)に比べ3両短い7両編成(2018年2月24日、草町義和撮影)。

 大井町線は各駅停車と急行で車両の数が異なっており、各駅停車が5両編成、2008(平成20)年から運転を開始した急行が6両編成でした。しかし、急行の利用者が増えたため、2017年11月から急行の7両編成化が始まりました。2018年3月30日(金)に実施されるダイヤ改正では、すべての急行が7両編成になります。

 このため、東急は急行で使っている従来型の6000系電車に1両増結して7両編成化する作業を進め、新型車両の6020系は最初から7両編成で製作されたのです。

 みっつ目は、車内に設置されている液晶ディスプレイです。2020系は扉の上に列車の案内や広告を表示するための2連ディスプレイが設置されていますが、さらに窓の上にも広告用の3連ディスプレイが設置されています。6020系は窓上のディスプレイがなく、従来通り紙の広告が掲出されることになります。

 ディスプレイの数を変えたことについて、東急は「田園都市線は東京都心に直通します。(動画の)広告も付くことから、2020系には3連ディスプレイを導入することにしました」と話していました。

Large 180225 tokyu6020 03 Large 180225 tokyu6020 04 Large 180225 tokyu6020 05
2020系(左)は窓の上にも広告用の3連ディスプレイが設けられたが、6020系(右)では省略された(2018年2月24日、草町義和撮影)。
従来型の6000系(左)と新型の6020系(右)。6両編成だった6000系も7両編成になる(2018年2月24日、草町義和撮影)。

 2020系は30両(10両編成3本)、6020系は14両(7両編成2本)が導入されます。いずれも2018年3月末から営業運転に順次投入される予定です。

【了】

この記事の画像をもっと見る(31枚)

Writer: 草町義和(鉄道ニュースサイト記者)

鉄道誌の編集やウェブサイト制作業を経て鉄道ライターに。2020年から鉄道ニュースサイト『鉄道プレスネット』所属記者。おもな研究分野は廃線や未成線、鉄道新線の建設や路線計画。鉄道誌『鉄道ジャーナル』(成美堂出版)などに寄稿。おもな著書に『鉄道計画は変わる。』(交通新聞社)など。

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

8件のコメント

  1. しょぼい記事だな…

    • そりゃあ金もらって書いてる提灯記事ですもの。
      どう見たって「貧坊ちゃま電車」ですからね。

    • いやあ、銀千も大概じゃね?

    • その通り、銀様とか呼ぶのキモ過ぎ。さっさと塗装してしまえ、と。

    • いや、だから車輌自体がショボいよ。
      塗装なんかの問題じゃない。

  2. 誤乗が絶対増えると思う。見方によってはこんな細い帯じゃ一見識別不可能だし。マニアじゃなけりゃ注意してみないでしょう。ましてや沿線住民でない限り余計わからないと思う。
    しかしホームドア前提の貧坊ちゃまスタイルな側面が増えてるな…

  3. どうしてこう鉄道記事はキモいコメントばっかなんだろうな
    まぁ鉄ヲタだからだろうが

  4. ショボいとか意味がわかんない。お前らどういうこと???