ANA最長路線に搭乗! 成田発メキシコシティ行き7003マイル、ANAビジネスクラスの旅(写真60枚)
「連鎖反応」が起きるANAビジネスクラス、「2層」になっていたメキシコの空
東へ飛ぶ成田発メキシコシティ行きのNH180便。モニターを見ていると、追い風が322km/hなどと強く、対地速度がしばしば1200km/hを越えていきます。
成田を離陸してから約3時間、20時30分ごろ、日付変更線を通過したあたりで機内が暗くなっていきました、が、そこで軽食を注文。「圧倒的な人気を誇る軽食がある」と聞いていたため、それを頼まないわけにはいきません。
その人気という軽食は、一風堂の豚骨ラーメン(空の上のトンコツ「そらとん」)です。“におい”での連鎖注文がよくあるといいます。また軽食では、鶴橋風月のお好み焼きも外国人を中心に人気だとか。
成田から9時間、眼下には北米大陸が見えてきました。日本時間では午前2時ですが、そこは午前9時。明るい景色を眺めながら、朝食の時間です。
そして日本時間の午前4時半ごろ、出発からおよそ11時間でベルトサインが点灯。いよいよ近づいたメキシコシティの空は「2層構造」になっていました。上空は青いものの、下はスモッグで茶色いのです。
ANA最長路線のNH180便は日本時間の午前4時40分(現地時間13時40分)ごろ、メキシコシティ国際空港に着陸。実飛行時間で11時間20分のロングフライトでした。
しかし「ANA最長路線」の本領発揮は、成田行きNH179便です。向かい風になるため、ダイヤ上の所要時間は、メキシコシティ行きの12時間15分より2時間以上長い14時間35分にもなります(NH179便編に続く)。
【了】
Writer: 恵 知仁(乗りものライター)
鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。
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