日韓航路に新型高速船 豪オースタル社の三胴船導入 JR九州高速船

JR九州高速船が、日韓航路に新型高速船を導入します。オーストラリアの造船会社AUSTAL社が建造する三胴船(トリマラン)です。

2020年7月就航目指す

 JR九州高速船(福岡市博多区)は2018年3月5日(月)、福岡~釜山間などの日韓航路に新型の高速船を就航させると発表しました。

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新型高速船の外観イメージ(画像:JR九州)。

 2月28日(水)、アルミ船体の高速船を専門的に建造するオーストラリアのオースタル(AUSTAL)社と契約を締結。2020年7月の就航を目指し、新型高速船の建造を進めます。

 新型高速船は、3つの船体をつないだ構造の三胴船(トリマラン)で、全長は83m。定員は現行船「ビートル」の倍以上である502人、建造費用は5260万米ドル(約55億円)です。福岡~釜山間を速度37ノット(約69km/h)、約3時間40分で結びます。

 船内は回遊性を確保し、売店や免税店を充実させます。デザインは、JR九州の豪華寝台列車「ななつ星in九州」などを手掛けた工業デザイナーの水戸岡鋭治さんが担当します。

 JR九州高速船の博多~釜山航路と比田勝(対馬)~釜山航路は現在、高速船(ジェットフォイル)の「ビートル」3隻で運航中。博多~釜山間は約3時間5分、比田勝~釜山間は約1時間10分で結んでいます。なお、新型高速船の就航後も、現行のジェットフォイルは引き続き運航に使用される計画です。

【了】

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