自販機と同じ色「コカ・コーラ電車」登場! 「115系の動く博物館」完成 しなの鉄道(写真45枚)
むかし見たあの色が! しなの鉄道に「115系の動く博物館」完成
今回の「コカ・コーラ電車」登場で、しなの鉄道に「115系の動く博物館」が完成しました。
115系電車は、国鉄が寒冷地、勾配線区用の近郊型列車(かんたんにいえば、寒い場所や山を行く普通列車)用として1963(昭和38)年から製造した車両。長らく各地で活躍してきましたが、老朽化から、その数が次第に減っています。
そこで、59両といまなお多くの115系を保有するしなの鉄道が、懐かしい車体カラーの復活などによる「115系の動く博物館」を企画。今回、その7種類目の車両である「コカ・コーラ電車」復刻で、それが完成しました。
7種類の内訳は、「コカ・コーラ電車」「初代長野色」「長野色」「湘南色」「横須賀色」「しなの鉄道色」「観光列車『ろくもん』」。それぞれ、しなの鉄道のオリジナルデザインか、かつて同線がJR・国鉄線だった時代、そこを走っていた車両のデザインです。
しなの鉄道は1997(平成9)年、北陸(長野)新幹線の高崎~長野間が開業したことにより、並行在来線のJR信越本線が分離されて誕生した、第三セクターの鉄道会社です。
しなの鉄道はこれにより、鉄道ファンらに楽しんでもらえれば、それが沿線の活性化につながり地域へ貢献できれば、と考えているとのこと。また、しなの鉄道が保有する115系は、すべて1977(昭和52)年から製造された、より耐寒耐雪性能が高められている1000番台です。
これら7種類の115系は、観光列車「ろくもん」はその列車として、それ以外はしなの鉄道の一般列車として、日常的に運行されます。
【了】
Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)
鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。
スカ色も湘南色もライン取りで113と分別してきたけど、詳しい方は他にどんな見分け方をしてるのかな?
九州や水戸でみた交直両用の型式との見分けがもうできません