JRとの関係変わるか 西武「拝島ライナー」デビュー記念の臨時列車(写真26枚)
JR「青梅ライナー」より時間はかかるが……
「拝島ライナー」は、“座れる通勤電車”と呼ばれる有料座席指定列車です。2017年3月にデビューした有料座席指定列車の「S-TRAIN」が池袋線をおもに走るのに対し、「拝島ライナー」は新宿線と拝島線を走行。平日、土休日ともに18時台から22時台にかけ、西武新宿発~拝島行きが5本運転されます。
全体の所要時間は平日が46~47分、土休日が43~44分。同じ時間帯の急行に比べ5分程度短くなります。途中停車駅は高田馬場駅と小平駅、拝島線内の各駅に停車し、新宿線内はほぼノンストップ運転です。
利用に際しては乗車券のほかに指定券(大人300円)も購入しなければならず、西武新宿~拝島間の運賃、料金の合計(大人)は740円です。その代わり、夕方や夜間のラッシュ時に必ず座ることができ、仕事で疲れた体を休めながら家路につくことができます。ちなみに、拝島線内だけ乗車する場合は指定席券は不要。空いている席に座れます。
「S-TRAIN」「拝島ライナー」で使われる40000系は、「ロング・クロス転換機能」を搭載しています。これは、2人掛けのシートをレール方向(ロングシート配置)と枕木方向(クロスシート配置)のどちらにも並べられるようにしたもの。通常はロングシート配置ですが、「S-TRAIN」「拝島ライナー」で使うときはクロスシート配置にしてゆったりと座れるようにします。
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新宿~拝島間では現在、JR東日本が平日に限り、「拝島ライナー」と同じ有料座席指定列車「青梅ライナー」を運転しています。この区間の所要時間は「拝島ライナー」より約10分短く、西武新宿駅より新宿の中心部に近い新宿駅から乗車できます。ただし、運賃と料金の合計(大人)は980円。「拝島ライナー」より240円高くなります。
「拝島ライナー」の登場により、新宿~拝島間でのJRと西武の「力関係」に変化が生じるのか、今後の動きが注目されます。
【了】
Writer: 草町義和(鉄道ニュースサイト記者)
鉄道誌の編集やウェブサイト制作業を経て鉄道ライターに。2020年から鉄道ニュースサイト『鉄道プレスネット』所属記者。おもな研究分野は廃線や未成線、鉄道新線の建設や路線計画。鉄道誌『鉄道ジャーナル』(成美堂出版)などに寄稿。おもな著書に『鉄道計画は変わる。』(交通新聞社)など。
ライナーって通勤定期券利用者が快適性を求めて料金払って乗るイメージでしょうから、これで状態が変わるとは思えませんが…。
ちなみに、私が新宿~拝島間通勤していたなら数百円高くても特急車両で座席リクライニングできる青梅ライナーを選ぶでしょうね。
拝島駅への旅客流動なんて大したことないわけで
真の目的は拝島線全体の沿線価値向上と沿線人口維持でしょ
だからそもそも青梅ライナーとの比較という論点がズレてる気がする
関係あるとすれば、国分寺や立川で中央快速から西武に乗りかえる客が多少新宿線経由に転移するかも、ぐらいじゃない
立川で西武には乗り換えられない。
西武立川は名前こそ立川だが、JRの立川とは5キロ以上も離れている。
アンタ、実は何も知らないくせに書いてるだろ?
レッドアローを拝島線にも乗り入れさせれば良かったんじゃね?
JRは特急車両、こっちは新快速以下の通勤車両。比べるレベルじゃないでしょ。
この40000系は数年後には「迷」列車になる事は確実視されている。
京王もそうだが前面も側面もその辺の同じような通勤車と変わらないし内部も新快速の方が上質。
新快速や京阪・京急以下の乗り心地で別料金とかありえないし。
挙句の果てに休日に秩父行くのにレッドアローと金額が同じとか何の罰ゲームだよ。
まあ関東は放射状に路線があるからチープな車両でも金取れるんだよねTJライナーとか。