日本の2空港が定時運航率で世界一 メガ空港と大規模空港部門で獲得
OAGによる空港の定時運航遵守率調査で、羽田空港と伊丹空港が各部門のランキング1位に。羽田空港は3年連続1位の快挙です。
世界一は「空港関係者が一体となって力を注いだ結果」
イギリスに拠点を置き航空関連情報の収集と提供を行うOAG Aviation Worldwide Limited社(OAG)が実施した定時運航率の調査「OAG Punctuality League 2018」において、羽田空港がメガ空港部門で、伊丹空港が大規模空港部門で、それぞれ1位を獲得しました。
調査対象は、2017年における出発便の提供座席数が250万以上の空港。定刻より15分以内の遅れは「定時運航」と定義付けた、遵守率の集計結果です。空港ランキングは、大・中・小規模空港、主要空港、メガ空港の計5部門に分類して調査が行われました。
羽田空港の定時運航率は86.75%で、メガ空港部門の世界第1位でした。メガ空港とは出発便の年間提供座席数が3000万以上の空港で、今回から新たに設けられた部門です。同空港は2015年、2016年と主要空港部門で1位を獲得しており、ランキングトップは3年連続の快挙です。
その授賞式が3月6日(火)に行われ、日本空港ビルデングの宮内豊久取締役副社長と東京国際空港ターミナルの大山健介常務取締役が出席。OAGからふたりに表彰楯とトロフィーが授与されました。「全ての空港関係者のチームワークによって定時性に力を注いできた結果であると、大変光栄に受け止めています」と両社は受賞の喜びをコメント。また、「今回の結果を励みに今後もオール羽田で連携し、利便性・快適性・機能性に優れた施設とサービスを提供してまいります」としています。
なお、メガ空港部門の2位はマドリード=バラハス空港(スペイン)の83.63%、3位はアトランタ国際空港(アメリカ)の82.38%、4位はデンバー国際空港(同)の82.24%、5位はダラス・フォートワース国際空港(同)の81.36%でした。2位から5位までの差が2.27ポイントと肉迫しているのに対して、羽田空港は2位に3ポイント以上の差をつけての1位獲得です。
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