相鉄グループ創設「鉄道小説大賞」初の授賞式 大賞は宮崎辰夫さん「橋の記憶」(写真10枚)

宮崎さん「1週間で書き上げた」

 普段は社交ダンスの講師として働いているという宮崎さんは、1964(昭和39)年11月13日の生まれ。小説を書こうと思ったのは7年前からだといいます。今回の賞を含めて、これまで3つの作品を応募してきたとのこと。

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「鉄道小説大賞」審査員を務めたクリエイティブディレクターの水野 学さんが手掛けた、小冊子のデザイン(2018年3月13日、乗りものニュース編集部撮影)

「受賞するとは思っていなかったので、とてもびっくりしています。作品のアイデアは、8月から10月までの毎週日曜日の散歩で練りました。書き始めたのは11月始めから。1週間かけて仕上げました。アイデアのベースにしたのは、友人のエピソードです。始めの3日間で(原稿用紙)40枚分を書き上げ、残りの日で30枚まで減らしました」(宮崎さん)。

 宮崎さんは今後、社交ダンスを題材にした作品を書いていきたいと意気込みを語りました。

 なお、優秀賞には新井爽月(さつき)さんの「52,596,000分の朝と夜」と田中マルさんの「リバーサイド」が、相鉄賞には奴川際(やつがわさい)さんの「帰る夕暮」と井々井楠梨(いいいくすり)さんの「君が電車になった日」、本屋特別賞にはあざまあんりさんの「はじめての冒険」が選ばれました。

 大賞には賞金10万円と副賞、優秀賞には賞金5万円と副賞、相鉄賞と本屋特別賞には賞金1万円が送られました。

 大賞と優秀賞計3作品は小冊子にまとめられ、3月14日(水)より相鉄沿線内外の書店で2万冊が無料配布されます。

【了】

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