熊本駅の高架化が完成! 旧駅舎撤去し、駅周辺で街づくり推進 駅ビルは地上12階建てに(写真20枚)

お城側の白川口は旧駅舎を撤去 駅ビルや商業施設などを開発

 JR九州と熊本県は3月17日(土)の早朝、高架化の全面完成後としては初の営業列車となる、豊肥本線の肥後大津行き普通列車(5時24分発)で出発式を開催。熊本駅の持月裕如駅長と熊本県の蒲島郁夫知事、熊本市の大西一史市長、そして熊本県の公式キャラクター「くまモン」が出席し、出発合図を行いました。

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今後撤去される白川口の駅舎(2018年3月17日、草町義和撮影)。

 線路の高架化が完了したのに伴い、今後は駅の東側(白川口)にある旧駅舎を撤去。白川口の南側には地上12階、地下1階建ての駅ビルが2021年春のオープンを目指して建設される予定です。

 このほか、白川口の北側にも商業施設が整備される見込みです。JR九州の田中龍治専務取締役は、式典後の記者会見で「駅を出て左側(北側)にも用地がありますので、その辺りにも商業施設を含めて開発していきます」と話し、具体化に向けた検討を進めていく考えを示しました。

【了】

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Writer: 草町義和(鉄道ニュースサイト記者)

鉄道誌の編集やウェブサイト制作業を経て鉄道ライターに。2020年から鉄道ニュースサイト『鉄道プレスネット』所属記者。おもな研究分野は廃線や未成線、鉄道新線の建設や路線計画。鉄道誌『鉄道ジャーナル』(成美堂出版)などに寄稿。おもな著書に『鉄道計画は変わる。』(交通新聞社)など。

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コメント

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1件のコメント

  1. 今後建設される「アミュプラザ」にしても交通センター跡の「桜町再開発」にしても、「わざわざ行きたくなる」スポットになるような内容でオープンしていただきたい。期待しています。