東急大井町線の新型6020系、早くも「更新」へ 「着席サービス」対応で
東急大井町線に導入される新型車両の6020系電車が、さっそく「更新」されます。編成中の1両が「有料座席指定サービス」に対応した車両に置き換えられます。
編成から「離脱」する車両は増備編成へ
東急電鉄は2018年3月27日(火)、大井町線に導入する新型車両の6020系電車について、すでに完成している14両のうち2両を車両ごと「有料座席指定サービス」に対応した車両に入れ替えることを明らかにしました。
大井町線では3月28日(水)から、6020系の7両×2編成が運行を開始する予定。さらに冬からは有料座席指定サービスを開始します。ロングシートにも転換できるクロスシート(40席)を7両編成中1両に設置。この車両のみ有料の座席指定サービスを提供します。同サービスを提供する列車は、平日の19時30分から23時台のあいだに運転される、大井町発・長津田行き急行の5本程度の予定です。
東急が新しい中期3か年経営計画(2018~2020年度)の記者発表のあとで行った説明によりますと、すでに完成している編成から1編成につき1両を抜き出し、有料座席指定サービスに対応したクロスシート車両に入れ替えます。編成中のどの車両を交換するかは未定とのことです。
完成したばかりの6020系の編成から早くも2両が離脱する格好となりますが、東急の鉄道事業本部事業戦略部の戸田匡介統括部長は「(離脱する車両は)今後増備する6020系の編成で活用します。二重投資にはなりません」と話しています。
【了】
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