いますぐできる! 「通勤ラッシュ」をできるだけ楽に乗り越える方法

混雑率のデータから「ずらす時間」を考える

 しかし、どの駅でもホームの中央付近に改札口があるわけではありません。駅によっては、ホームの端に改札口や階段、乗り換え用の通路が設けられている場合もあります。そのため、必ず編成中央の車両が混雑していて、端にある車両がすいているとは限らないのです。最初のうちは1日ごとに乗る車両を変えて、比較的すいている車両を確かめてみるのがいいかもしれません。

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一部の駅では混雑しやすい列車と車両の情報を提供している(2018年3月、草町義和撮影)。

 ちなみに、一部の鉄道会社では混雑しやすい車両を駅で案内していたり、車両ごとの混雑状況をリアルタイムで表示するスマートフォン向けアプリを提供していたりします。こうした情報も活用するのもいいでしょう。

2.混雑する時間を避ける

 どの車両の混雑も大きくは変わらないようなら、混雑する時間帯を避けるという手もあります。

 国土交通省は毎年夏ころ、東京、名古屋、大阪にあるおもな鉄道路線の混雑率を公表しています。それによると、東京メトロ東西線の混雑率は199%。最も混雑する区間と方向が木場→門前仲町で、その時間帯は7時50分~8時50分となっています。このデータを基に、自宅最寄り駅の混雑時間帯を推測します。

 たとえば、木場駅を7時50分~8時50分に門前仲町方面に向けて発車する列車は、行徳駅(千葉県市川市)を約20分前の7時30分~8時30分に発車します。つまり、行徳駅から東京都心へ通勤する場合、この時間帯を避けて列車に乗るようにすればいいわけです。

 実際は会社の勤務体系や就業時刻も絡んでくる話ですから、あまり大きくずらすことはできませんが、たまには早起きしてみて、いつもの列車より30分早い列車に乗ってみるのもいいかもしれません。なお、混雑率のデータは国交省のウェブサイトなどで公開されています。

3.列車の始発駅から乗る

 さらに快適さを求めるなら、列車の始発駅から乗るということも考えられます。

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コメント

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1件のコメント

  1. Yahooニュース向けの記事だな

    関係ないけど阪急の通勤客は、駅でドア付近の客がいったん降りるということを知らないし、会社もアナウンスしないから嫌い