「後続列車の遅れ」でなぜ「しばらく停車します」? 時間調整するもっともな理由

駅に到着した列車が「後続列車が遅れている」との理由で、しばらく発車しないことがあります。鉄道会社はなぜ、そのような時間調整をするのでしょうか。実はこうしないと、より大きな影響が出てしまうのです。

さらなる影響をくい止めるため、あえて発車させない

「後続列車の遅れ」で発車をなぜ見合わせるのか。そのもっともなワケとは(1分4秒)。

 大都市圏の列車に乗っていると、「後続列車が遅れているため、少々停車します」といったアナウンスが流れ、駅からなかなか発車しないケースがあります。

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先行列車が、遅れている後続列車を待たない場合、後続列車に人が集中する(乗りものニュース編集部作成)。

 これはかんたんにいえば、遅れの影響を拡大させないようにするためです。

A駅→B駅→C駅→D駅

 上記の形で、ダイヤ通りなら先行列車がC駅、後続列車がB駅にいるとします。

 しかし、後続列車が遅れてまだA駅にいるにも関わらず、先行列車がC駅からD駅に行ってしまったら、遅れている後続列車はBとC、2駅分の利用者を乗せなければなりません。そのため遅れている後続列車は混雑し、乗降に時間を要してさらに遅延。乗りきれない事態も起こりえます。

 しかし先行列車がC駅で待っていたら、遅れている後続列車はB駅の利用者を乗せればよくなります。つまり遅れている後続列車を待つことで、列車の混雑を先行列車へ分散でき、遅延拡大や混乱の防止につながるのです。

 ここでは分かりやすいよう、あえて単純化し説明している部分がありますが、「後続列車が遅れているため、少々停車します」はそのためです。東京メトロによると、こうした運転間隔の調整は、路線全体の遅延拡大を防ぐために有効といいます。

【了】

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コメント

7件のコメント

  1. なら専用車も即中止の判断しろよ

    • ですよねー。

  2. 後続列車の遅れの理由で間隔調整を行う場合があります。
    例え、春雨~カップ麺までお湯を注ぐ時間とラーメン店に行くとバリカタ(間隔調整程度)~極太麺(本数減らしによる間隔調整)の茹でる時間と同じ

    台風や大雪の場合
    通常より運転本数を少なくした時、大幅の間隔調整を行う場合があります。
    例え、カップうどんと太麺カップラーメンの場合は、お湯を注ぐ時間5分とラーメン屋さんに行くと太麺だったら「つけ麺」と「油そば」は、7分程度の茹で時間と同じです。
    列車が発車するまで太麺カップラーメンとカップうどんのお湯を注ぐ時間と麺の茹でる時間と思ったほうが当たり前のひとつです。

  3. 接続路線までは時間調整しないから、結局は乗換客の多い駅で積み残し出して遅延してる印象しかない

  4. ある意味で「時速70キロで車間40メートルを保って走っていれば高確率で渋滞にならずにすむからドライバーみんなで励行しようよ」という知識の拡散に似ている。

  5. 関東圏特有のシステム

  6. 大都市圏の路線を頻繁に使っているけど、そんなことに出くわしたことはない。
    むしろ「先行列車が停車中のためしばらく停車します」はあるけど。