『銀河鉄道999』がモデル? 駅ビルから空へ滑り出す近未来的モノレール、なぜ誕生

北九州モノレールの小倉駅は、駅ビル正面の大きな開口部から軌道(線路)が延びる珍しい構造です。駅ビルから顔を出し、駅前の上空高くを走っていくその姿に「近未来的」との声も。なぜこのような構造になったのでしょうか。

「銀河鉄道999号」も走る

JR小倉駅ビルから延びる北九州モノレール(1分13秒)。

 北九州モノレールの小倉駅は、JR小倉駅ビル正面の大きな開口部にホームがあり、そこから軌道(線路)が駅前の上空へと続いています。駅の高さとしては、駅ビルの4、5階部分にあたります。

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北九州モノレールの小倉駅。JRの駅ビルの開口部にホームがある(2018年4月、恵 知仁撮影)。

 北九州モノレールを運行する北九州高速鉄道(北九州市小倉南区)は、「駅ビル内にホームがある路線はほかにもありますが、通常は建物の側面から乗り入れる構造でしょう。小倉駅のように駅ビルの正面から乗り入れるのは珍しく、以前から『近未来的』といわれてきました」と話します。市の観光情報を紹介する媒体などにも、駅を出るモノレールのイメージがよく使われるそうです。

 この路線では、松本零士さん原作の漫画『銀河鉄道999』に登場するキャラクターをデザインしたラッピング車両「銀河鉄道999号」が走っています。モノレールをアピールする目的で2010(平成22)年に導入し、現在の車両は2代目だそうですが、「駅前や道路の上空を走るモノレールが『銀河鉄道999』のイメージにぴったりだったこと、松本零士先生が沿線の高校に通われていたことから、先生にお願いしてデザインしていただきました」(北九州高速鉄道)とのこと。

 北九州高速鉄道によると、実際、北九州モノレールに対して『銀河鉄道999』をイメージする人も多いといいます。「インターネット上では、作中に登場する『メガロポリス中央駅』が小倉駅のモデルであると言い切ってしまう方もいらっしゃるほどです」と話します。

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