(旧)東名や中央道で名古屋へ 「早さ」なら新東名、あえて使うメリットはあるか 

景観を楽しめるSA、PAが多い「中央道ルート」

 また、SAやPAの数では、「新東名ルート」の14か所に対し、「東名ルート」は19か所、中央道ルートは下り20か所、上り21か所となっており、新東名のSA、PAは比較的混雑する傾向にあります。NEXCO中日本によると、2018年のGW期間に「混雑が予想される」とされたSA、PAの施設数では「新東名ルート」が9か所、「東名ルート」が4か所、「中央道ルート」が下り9か所、上り10か所となっています。もし、何らかの事情でこまめな休憩が必要な場合には、「東名ルート」が有力な選択肢になるかもしれません。

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駐車場から湖を一望できる、諏訪湖SA(2014年8月、佐藤 勝撮影)。

 さらに、SA、PAに関しては、「東名ルート」と「中央道ルート」に景色が楽しめる場所が多いという特徴も。NEXCO中日本がまとめた「SA・PAから見える厳選ビュースポット」のうち、海や山など自然の景観が見られる施設は、新東名では駿河湾を一望できる駿河湾沼津SAのみですが、「東名ルート」では湖を一望できる浜名湖SA、富士山が間近に見える富士川SA、駿河湾が間近に迫る由比PAなどがあります。
 
「中央道ルート」ではさらに多く、展望塔から富士山がよく見える双葉SA、八ヶ岳が間近に見える八ヶ岳PA(下り)、南アルプスの山々が近い駒ヶ岳SA(下り)、御嶽山が間近に見える恵那峡SA(下り)、駐車場から湖を一望できる諏訪湖SAなどがあります。昼間の時間に限れば、中央道ルートで沿線の景色を楽しみながらドライブするという選択肢もありそうです。

 ただし、大型連休や年末年始などの時期には、それぞれのルートで長い渋滞が発生する可能性が高くなります。たとえば、2018年のGW終盤において、「中央道ルート」は上り方面の小仏トンネル付近を先頭に30km(5月5日、16時)、「新東名ルート」「東名ルート」では、高速上り方面の大和トンネル付近を先頭に30km(5月5日、20時。いずれもNEXCO中日本の発表による)といった渋滞予測が出されています。渋滞発生箇所に近いSA、PAでは混雑が集中する可能性もありますので、実際の走行には、NEXCO各社および高速道路各社が提供する最新の情報を確認して下さい。

【了】

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コメント

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5件のコメント

  1. 自分は中央道派です。何故なら土岐で降りて21号を関ヶ原365号から8号と303号、琵琶湖の北を回り込むように小浜、舞鶴、香住、余部、鳥取から9号で出雲、浜田から益田から191号で下関、関門トンネルで門司まで、帰郷でも新東名使いません、高速料を節約して帰りは大阪までフェリー使います。
    新東名は都市間を結ぶには便利でいいんですけど休憩場も妙に駐車しにくいし極力避けてます。

  2. ケチくさいけど、サービスエリアの食事が安いのもいい。
    早く着く必要がなければ、新東名はあえて避けてる

  3. 中央道は距離と標高のロスがね…
    浜名湖に寄りたいから、浜名湖SAで折り返せるようにして、新東名を使ってても浜松いなさJCT-三ケ日JCT-浜名湖SAを無料で往復できる特例があったらいいのにな、といつも思う

  4. ドリーム号や昼特急で中央道経由便があるのはなんかあって東名が通行止めになった時に中央道回りが使えるという「免許維持」の観点があるのかな、と邪推してしまう民。

  5. 大型車混入率が多いと、追い越し車線をリミッター上限90km/hで延々と走るトラックに進路を塞がれる率が高くなるので、旅行速度が遅くなるからなぁ。

    なので、まだまだ中央道や東名高速も利用価値があるかな(トラックに進路を塞がれると旅行速度だけではなく疲労も増すし)。