国鉄時代の「首都圏色」復活 道南いさりび鉄道「懐かしき青春時代を再度謳歌して」

道南いさりび鉄道が、キハ40-1807号の塗色を国鉄時代の「朱色5号」に変更。デビュー当時の装いが復活します。

車両デビュー同時の塗色に変更

 北海道の五稜郭駅(北海道函館市)と木古内駅(同・木古内町)を結ぶ第三セクター鉄道、道南いさりび鉄道は2018年5月10日(木)、所有するキハ40形ディーゼルカー9両のうち1両の塗色を、旧国鉄時代の「朱色5号」に変更すると発表しました。

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キハ40形「朱色5号」塗色イメージ(画像:道南いさりび鉄道)。

 対象の車両はキハ40-1807号です。朱色5号は、同車両が1979(昭和54)年にデビューした当時の塗色であり、道南いさりび鉄道によるとこの色は「首都圏色」や「タラコ色」などとも呼ばれていたといいます。

 登場から約40年たったいまも車両は現役で、「当車両登場の年、13歳~20歳の青春の真っ只中だった方は、現在52歳~59歳になっており、その懐かしき青春時代を再度謳歌して頂こうと思っております」(道南いさりび鉄道)とのこと。過去の設計資料から、当時の塗色や車両標記などを可能な限り細部にわたって再現するとしています。

 運行開始は定期検査後の6月上旬の予定です。車両は通常の定期列車として運用されます。道南いさりび鉄道は「ぜひ懐かしい車両に会いにお越し下さい」としています。

【了】

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コメント

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10件のコメント

  1. まさにその世代だが、評判悪かったぞ朱色5号の単色塗装は

  2. テッちゃん相手にしても金儲け所か逆に危なくて警備費用で損したりするよ。鉄道会社の生命線は何より毎日乗ってくれる地元のお客様なんだよね。
    同じやるならもう大井川鉄道位全線これテッちゃん様御用達にしなきゃね。

  3. 先日までこれが私のスマイルところの田舎では普段着だったのですが・・・

  4. タラコ色は国鉄末期の混乱の象徴だよ。実際評判もよろしくなかった。
    国鉄の色にするなら、オレンジとクリームの2色がよい。他社でもやっていたが、40系にも似合っていたぞ。

  5. この手の施策って何番煎じだろう?(笑)

  6. 皆さん山陰本線乗りに来てください、
    悪いけど珍しくもありません、

  7. 好意的なコメントは少ないだろうと思ったが、ここまでひどいとは思わなかったw
    正直、センスのない貧相なカラーリングだし。

  8. 早く新車に取り換えようよ。車輛経年も経っているし。

  9. 広島に住んでるけど、芸備線で腐るぐらい見れるんだよなあ

  10. そんなに昔懐かしい車両が見たいのですか?
    そんな人は是非とも千葉県へお越し下さい。
    東京の直ぐ隣で一時間も掛からず手軽に来られます。
    それこそもううんざりする程の旧車・ついでに珍車も見られるのでお勧めです。
    房総半島には60年代から現役の気動車も実際に乗れます。