エアバス、日本市場シェア50%へ虎視眈々 市場展望とA330neoほか最新鋭機をプレゼン

エアバスは同社航空機の最新状況について発表。航続距離を伸ばし、優れた燃費の実現、ニーズによって航空機を最適化することでシェアの拡大を図るといいます。

正しいキャパシティを正しいタイミングで提供する柔軟性が必要

 キース・ストーンストリート氏は、短距離向けにナローボディ、長距離向けにワイドボディといった「神話」のようなものがあったのを、日本はワイドボディを短距離路線に使用してきたことで、その神話が間違いであると明らかにした国といいます。また、「いまのニーズは旅客に対して正しいキャパシティを正しいタイミングで良い価格でもって提供できる柔軟性」とし、エアバスでは様々なタイプの飛行機を開発しているといいます。

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エアバスの会見模様(2018年5月15日、乗りものニュース編集部撮影)。

 A330はアジアでのシェアが高い飛行機です。納入数は1402機(2018年3月現在)。航空機の燃料効率を左右するのはエンジンですが、最新型のA330neoはロールス・ロイス製新型エンジンを搭載。主翼はシャークレットを装備し、サイズもより大型化。客室は同社が「エアスペース」と称する、2017年納入機より導入したデザインコンセプトに基づいた内装が施されています。A330-800や900と比べて25%燃費が優れています。

 A350XWBは、167機を納入(2018年4月現在)。ワイドボディの長距離用最新鋭機です。効率性の高いロールス・ロイス製最新エンジンを搭載しています。機体設計に革新的技術を組み合わせることで、前世代機と比べて25%燃費を削減することに成功しました。客室もエアスペースを採用。JALがA350-900を18機、A350-1000型機を13機発注しています。

 また、A350XWBに超長距離型が登場しました。航続距離は9700海里。スタンダードのA350XWBの航続距離は8000海里です。大きなウイングレットによって性能もアップしたといいます。シンガポール航空が7機を注文しており、初号の引き渡しは2018年下半期を予定されています。

 A320シリーズは8110機納入されています(2018年4月現在)。中型機の市場をリードしている機材で、ANAが最新型のA320neoとA321neoを運航。シャークレットが空力を改善し、最新かつ最大のエンジンを最適化して搭載しています。A321LRという長距離型も運航されており、東京から大西洋の横断が可能となっています。

 エアバスのリーシング&インベスターマーケティング担当責任者のマーク・ペアマン・ライト氏は、「エアバスはこれまで様々な航空会社のニーズに応えてきました。成熟度高く、信頼度高くが我が社のモットーであり、アドバンテージです」といいます。

 同社は日本の航空機市場の展望として、オリンピックの訪日外国人需要だけでなく、その先も引き続き活性化するとして、さらなる受注に期待を寄せています。

【了】

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