JAL、空港動線想定の「JAL Innovation Lab」開設 地に足つけたイノベーション目指す(写真42枚)
「ストレスフリーの空港」を目指す ロボットの姿も
この日行われた公開では、「VR」や「AI」に関する取り組みも披露されました。JALでは現在、同社便へ搭乗しサービスを受ける様子をVRで体験できるようにし、海外でのセールスに活用する、またスマートスピーカーの活用で客とのタッチポイントをいかに増やし、コミュニケーションをとっていけるか、などをしているそうです。
ロボットの姿もありました。自律走行するもの、カルガモのように走行するもの、人のあとをついていくものなど、すべて搬送型のもので、どんな形で使えるか、実証実験を進めているとのこと。
カウンターを模した部分では、板を切り貼りして簡易なチェックイン機を製作。高さや並べ方等々、どうしたらより使いやすいかを検証するなどし、ストレスフリーの空港を実現していきたいといいます。
クラフトルームには3Dプリンターが用意され、いわば「とりあえず作って試してみる」といった速やかな検証が可能に。キッチンもあり、機内やラウンジを想定した検証もできるとのこと。
「カスタマー、オペレーション、あらゆる分野でイノベーションを起こしたいです。社内の人間を、どれだけ現場を含めて巻き込んでいけるかが、我々の大きなミッション。『ワクワク、楽しく!』をキーワードに、やっていきたいと考えています」(JAL 執行役員 西畑智博さん)
ちなみにJAL社内では、気づいたことを匿名でつぶやけるSNSを、2018年3月から始めたそうです。
【了】
Writer: 恵 知仁(乗りものライター)
鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。
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