米製無人機に防衛関係各所が注目のワケ 長崎で試験飛行実施 背景に少子化問題も

米製無人航空機「ガーディアン」が長崎県でおよそ2週間にわたり試験飛行を実施しました。その意義と背景、関係各所の思惑、具体的な使いみちなどを解説します。

日本ではどこへ導入される?

 GA-ASIは海上保安庁や警察庁など、複数の官公庁をおもなターゲットとして「ガーディアン」の売りこみをかけています。

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「ガーディアン」の機首部に搭載された光学/赤外線センサー(竹内 修撮影)。

 海上保安庁は南西諸島近海での中国船の活動や、日本海における北朝鮮の木造船の漂着などに対処するため、ジェット哨戒機の「ファルコン2000」の導入を決定しています。ただ、約3万5000kmに及ぶ長い海岸線と、排他的経済水域を合わせると447万平方キロメートルにおよぶ広大な領海の監視には、決して十分とは言えません。これは海上保安庁に限った話ではありませんが、日本、さらに言えば世界全体で将来はパイロットが不足すると予測されており、航空機を導入しても、それを飛ばすパイロットを確保し続けられるかという問題も存在しています。

 GA-ASIは現在、ひとつのコントロールステーションで、複数の無人航空機を制御するシステムの開発を進めています。「ガーディアン」とこのシステムを組み合わせて活用すれば、海上保安庁は長期に渡って高い海洋監視能力を維持することができます。

 今回の試験には防衛省も協力しており、防衛省・自衛隊も「ガーディアン」に対して関心を示しています。海上自衛隊は現在、P-1、P-3Cの両哨戒機を使用して、洋上の哨戒活動を行っていますが、P-3Cを後継するP-1の調達数はP-3Cの調達数(100機)を下回ると見られています。

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