高さ制限は1.5m「高輪橋架道橋下区道」品川再開発でどうなる?(写真24枚)

田町~品川間のJR線をくぐる「高輪橋架道橋下区道」。天井が低いガード下道路として知られていますが、品川エリアの再開発でどうなるのでしょうか?

異名は「ちょうちん殺しのガード」

 自動車が通る道路は通常、ある程度の高さが確保されています。背の低い乗用車だけでなく、背の高いトラックやバスも走るからです。しかし、東京都港区内にある「高輪橋架道橋下区道」は、乗用車が何とか通れる程度の高さしかありません。地元では「ちょうちん殺しのガード」と呼ばれています。

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歩行者は注意しないと天井に頭をぶつける。タクシーの「ちょうちん」も天井すれすれだ(2018年7月、草町義和撮影)。

 高輪橋架道橋下区道は、高輪地区と港南地区を東西に結ぶ港区の道路です。途中、田町駅から品川駅に伸びるJR線をくぐりますが、ここは山手線、京浜東北線、東海道本線、東海道新幹線と車両基地の線路が並んでいるため、JR線との交差部分だけでも長さが約230mあります。

 道路の幅は5mくらいですが、一方通行の車線がひとつと歩行者用のスペースだけですから、それほど狭くはありません。しかし、天井の高さ制限は1.5m。実際はもう少し高くて1.7mくらいはありそうですが、背の高い人がそのまま通ろうとすれば、頭をぶつけてしまいます。

 あまりに低いため、トラックやバスが通ることは不可能。一般的な乗用車は通れますが、「ちょうちん」と呼ばれるタクシー屋根上の表示灯は天井すれすれで、ちょっとでもバウンドしようものなら天井にぶつかりそうです。「ちょうちん殺しのガード」という異名が付いたのも、かつてタクシーのちょうちんが天井にぶつかって壊れたためと言われています。

 しかし、この「ちょうちん殺しのガード」はいずれ無くなりそうです。

 この道路の上にある車両基地は縮小され、東側に集約。空いた西側の敷地は再開発エリアになり、現在は線路の移設工事などが行われています。これに伴い、山手線と京浜東北線の新駅(2020年度に仮開業の予定)も設けられます。

 港区は再開発にあわせ、高輪橋架道橋下区道を造り直す方針。同区の担当者は「新道の着工時期は未定ですが、十分な高さを確保する計画です」と話しており、将来的には安心して通れるようになりそうです。

【了】

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