戦前の電車や新幹線試験車両「300X」の車内公開 特別列車運転も 「愛知DC」10月開幕
大型観光キャンペーン「愛知デスティネーションキャンペーン」にあわせ、「リニア・鉄道館」では普段入れない展示車両の車内が特別公開されます。
ラッピング車両で特別観光列車を運転
愛知県とJRグループは2018年8月24日(金)、大型観光キャンペーン「愛知デスティネーションキャンペーン(愛知DC)」を10月から12月にかけて開催すると発表しました。
愛知県で実施されるDCは13年ぶり4回目です。名古屋城(名古屋市中区)、徳川美術館(同・東区)、犬山城(愛知県犬山市)、博物館明治村(同)などで特別な公開や展示なとが実施されます。
JR東海の「リニア・鉄道館」では、電車方式で当時の世界最速を記録した955形新幹線試験電車「300X」や、戦前に京阪神間で急行として使われたモハ52形電車の、普段は見ることができない車内を公開。さらに収蔵車両エリアに展示しているモハ63形電車も、事前予約により特別に公開します。
観光列車では、DCのキャッチコピーを冠した快速「未来クリエイター☆信長」「未来クリエイター☆秀吉」「未来クリエイター☆家康」を運転。尾張一宮~長篠城間を走る「―信長」は、尾張一宮~名古屋間は稲沢貨物線を経由。名古屋発・名古屋行きの「―秀吉」と豊橋発・半田行きの「―家康」は途中、岡崎から愛知環状鉄道に乗り入れます。いずれも313系8000番台を使用。旅行商品専用です。
このほか、快速「知多鉄道酢トーリー」(名古屋→武豊)、急行「愛知☆静岡DCトレイン」(名古屋~静岡)などを運転。9月30日(日)には愛知県内の各鉄道事業者の共同企画として、武将に関連した駅を含む乗車券と台紙をセットにした「愛知デスティネーションキャンペーン記念きっぷ」(150~230円)が数量限定で発売されるなど、様々な企画が予定されています。
【了】
コメント