狭い、狭すぎる道にバス好き興奮! 冬はドカ雪の温泉街行きバス、100年目の再出発で変化

開湯1200年という山形県の肘折温泉へ向かうバスは、温泉街の狭すぎる道を走ることでもファンに知られた存在でしたが、路線開設100年の節目に生まれ変わりました。車両が小さくなったものの、その狭隘路線ぶりは健在です。

温泉街はカルデラのなか 道は一気に狭く!

 国道を上りきり、温泉街へ通じる県道へ入ったバスは、ループ橋で山を駆け下ります。温泉街は、「肘折カルデラ」とよばれるカルデラのなかにあるのです。この風景もなかなか雄大なのですが、じつはこのバス最大の見所は、温泉街のなかを走行する姿です。

 ループ橋から急に狭まった道を行くと、いきなり狭い直角カーブに突き当たり、そこを曲がると両側に温泉旅館や商店が立ち並ぶ温泉街のメインストリートに突入します。このメインストリートは、ところによってはマイクロバスでもすれ違えないほど道が狭く、さらに直角クランクがあるなど、運転士の腕の見せ所ともいえる迫力の光景が展開します。

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なんとクランクの途中に停留所が。以前は大型バスが停車していた(石川大輔撮影)。

 温泉街の「第一停留所」「第二停留所」と、バスにとっては難関ながらも風情のある温泉街を抜けると、終点の「肘折待合所」に到着します。この路線、じつは山交バスの時代はマイクロバスではなく、大きなバスで運行されていました。そのため「狭隘(きょうあい)路線」好きのあいだでは有名で、いま以上に迫力ある光景が展開されていたのです。

 肘折温泉の旅館・民宿は約20軒で、湯治場ということもあり長期滞在する人も少なくありません。宿泊客がこのバスに乗って帰るときには、旅館の人がバス停まで見送りに来る光景もよく見られます。このバス路線が、温泉街にとって大切にされていることがうかがえます。

【了】

※記事制作協力:風来堂、石川大輔

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コメント

1件のコメント

  1. 環七の高松辺りから吉祥寺に向かう西武バスが狭い商店街を走ってたような?

    運転士さんが交換用のミラーを持参してたりで

    温泉街ともなると乗用車でも狭い道を抜けなければならない場所が沢山ありますからね

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