防護盾、警戒杖など北陸新幹線も搭載へ 医療用品も拡充 JR西日本
安全確保の取り組みとして、北陸新幹線の車両にも防護装備の搭載や、医療用具の拡充が行われます。
防犯スプレー、フラッシュライトを携行
JR西日本は2018年9月20日(木)、北陸新幹線におけるさらなる車内の安全確保の一環として、防護装備の搭載や医療用具の拡充、車内警戒警備の強化に取り組むと発表しました。
暴力行為や刃物などから身を守るものとして、防護盾(小型・中型)、耐刃(たいじん)手袋、耐刃ベスト、警戒杖を北陸新幹線の車両に順次搭載。乗務員は防犯スプレー、フラッシュライトを携行します。
車内で負傷者の手当てを迅速にできるよう、医師が使うことを想定したパルスオキシメーター、汎用聴診器、手動血圧計、ペンライトなどの用具は搭載数量を追加。救急用品は止血パッドや油紙、人工呼吸用マウスシートを順次追加し、既存のガーゼ、ばんそうこう、包帯、三角巾などは搭載数量を増やします。
防護装備の使用方をはじめとした研修を実施するとともに、9月以降は警備員が乗車する列車の本数を増やしていく方針です。
2018年6月9日(土)夜、東海道新幹線の新横浜~小田原間を走行していた「のぞみ265号」で、乗客3人が男に刃物で殺傷される事件が発生。同新幹線を運行するJR東海は7月に車両への防護装備の搭載と医療用品の拡充を発表しており、JR西日本(山陽新幹線)、JR東日本も同様の対策を発表しています。
【了】
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