新幹線の試験車両E956形「ALFA-X」鼻はさらに長く JR東日本がデザイン発表(画像12枚)

地震対策や乗り心地向上、自動運転の研究も

 次世代新幹線の開発は次の4つのコンセプトで進行中です。

・さらなる安全性・安定性の追求
・快適性の向上
・環境性能の向上
・メンテナンスの革新

Large 181003 jrealfax 06 Large 181003 jrealfax 07 Large 181003 jrealfax 08
製作中の1号車の写真(画像:JR東日本)。
「空力抵抗板ユニット」の概要(画像:JR東日本)。
「リニア式減速度増加装置」の概要(画像:JR東日本)。

「さらなる安全性・安定性の追求」としては、地震発生時により早く止まれるよう屋根上に「空力抵抗板ユニット」を搭載。空気抵抗の力で減速を促します。また、コイルをレールに近付けて電磁的な力で減速させる「リニア式減速度増加装置」の開発も進めています。

 さらに、地震対策ダンパやクラッシャブルストッパを搭載して地震時でも脱線しにくい車両にするとともに、振動センサーや温度センサーを車体や台車(車輪のある部分)などに取り付けて、台車の異常を把握できるシステムも搭載します。

 着雪対策としては、台車部に吹き込む雪の量が減るよう台車部の前後の形状を変更します。

Large 181003 jrealfax 09 Large 181003 jrealfax 10 Large 181003 jrealfax 11
台車モニタリングシステムの概要(画像:JR東日本)。
動揺防止制御装置などの概要(画像:JR東日本)。
低騒音パンタグラフは2種類で試験(画像:JR東日本)。

「快適性の向上」は、上下左右の揺れを抑える装置やカーブ通過時に車体を傾斜させる装置を搭載し、乗り心地を向上させます。

「環境性能の向上」は、2種類の低騒音パンタグラフを搭載して試験を実施。「メンテナンスの革新」は地上設備や車両の各機器をモニタリングする装置を搭載し、データを活用してさらなる安全・安定輸送の実現につなげます。

 JR東日本ではこのほか、将来の自動運転を見据え、出発から停車までのスムーズな車両制御を実現するための基礎的な研究開発を進める方針です。

【了】

この記事の画像をもっと見る(12枚)

最新記事

コメント

3件のコメント

  1. しっかし先頭車の客席数がますます少なくなるなあ

    • 先頭車をTGVみたく機関車にして集中電源方式にしたらいいんだよ(暴言)
      なお騒音問題やら路盤のことを考えると分散電源方式(従来)の方が良いという……。

    • 機関車にしろ? 先頭車の客席無くしてどうする。

      あと、「電源」じゃなくて「動力集中」「動力分散」ね。