九州中央道、山都中島西ICまで12月延伸 無料区間として整備
九州中央道の小池高山IC~山都中島西IC間が開通します。
2車線で整備
国土交通省熊本河川国道事務所は2018年11月7日(水)、九州中央道の小池高山IC~山都中島西IC間10.8kmが、12月16日(日)15時に開通すると発表しました。
今回の開通区間は2車線(片側1車線)で整備され、無料で通行できます。途中に新設される上野吉無田IC(熊本県御船町)は熊本県道221号に、当面の終点となる山都中島西IC(同・山都町)は国道445号にそれぞれ接続します。
九州中央道は熊本県嘉島町と宮崎県延岡市を東西に結ぶ約95kmの道路です。熊本県側では九州道に接続する嘉島JCT(嘉島町)から小池高山IC(御船町)までの1.8kmが2014年3月に開通。宮崎県側では蔵田交差点(延岡市)から東九州道などに接続する延岡JCT/IC(同)までの13.1kmが、北方延岡道路として2015年4月までに開通しています。
山都中島西ICから先は、矢部IC(仮称、熊本県山都町)までの10.4kmの区間が事業化されています。
【了】
どうしても高速道路を造ってしまうのなら、熊本ー延岡を結ぶ鉄道(鉄道のミッシングリンク)も同時に造ればいいのに。
高速道路は有料にして受益者負担の形を取り、採算性を強制される鉄道との不公平さを是正すべきなのに「通行料金無料」というのは腹立たしささえ感じる。
正直言って山間部の一般国道は交差点が少なくその点では 実質的に高速道路。このような区間は交差点のある市街地を迂回する箇所のみを局所的に自動車専用道路を造る という整備の方法で充分。開業後の維持管理も想定すると高規格で維持管理もかかる自動車専用道路を造りすぎるのも考え直したほうがいい。
鉄道は「限られた時間に」「限られた物」しか運べません
道路は時間を問わずあらゆる車両が通行できる汎用性の高いインフラです
道路の建設が必要なければ、鉄道はさらに必要性ゼロでしょう
鉄道と言うのは一度に大量の人員を運ぶための交通機関であり、それなりの需要がなければ建設する意味がありません。現地ではあきらかに自動車の需要の方が高く、高速道路の整備を優先するのは当然のことだと思います。既に熊本~高千穂~延岡のバス「たかちほ号」がありますが、一日2便であり、それで十分事足りています。
それよりも現時点で復旧がなかなか進んでいない、豊肥本線の復旧の方が明らかに重要でしょう。
こちらも実質「やまびこ号」があり、熊本~大分間の輸送はこちらでほぼ事足りているということもあって、真っ先に復旧させるほどのことではないともとれます。