次世代新幹線N700S、車内は「走る実験室」だった 乗り込んだ瞬間から「違和感」(写真30枚)

走行試験中の次世代新幹線「N700S」。その車内は、デッキに乗り込んだ瞬間から“違和感”のあるもので、客室に入れば、そこは「走る実験室」でした。またそこでは、どんな試験を行っているのでしょうか。

N700S、車内でどんな試験をしているのか?

 このたびのN700S車内公開では、「集電性能測定」と「走行安全性測定」の様子を見学できました(公開されたのは、実際にその測定を行っている最中ではなく、その再現風景)。

「集電性能測定」は、電気が流れている線路上空に張られた架線と、そこから車両へ電気を取り込むパンタグラフに関する測定。パンタグラフは柔軟に動き、架線に追従するよう作られていますが、架線から離れてしまうこと(離線)もあります。

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「集電性能測定」を行っているN700S確認試験車のグリーン車。
「集電性能測定」に関する説明。
パンタを映し出すモニターと関連機器。

 この「離線」の状況を測定するもので、「電流式測定」「光学式測定」という2種類を実施。前者は、パンタグラフに流れる電流を電流計で測定するもので、後者は、離線の際に生じるアークの光を検知するものです。パンタグラフと架線のあいだで「バチッ」とするのが「アーク」。電流計と合わせて、「バチッ」を光学的に検知し、より詳しく離線状況をチェックしている形になります。このアーク発生により、ただちに走行に支障が出るわけではありませんが、騒音の発生、パンタグラフや架線へのダメージといった問題があるそうです。

 ちなみに次世代新幹線N700Sは、架線への追従性能を向上させるべく、パンタグラフの架線と接触する部分が柔らかくたわむ構造になっています。

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